yocoshicaのブログ

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推しグループの初ナゴヤドームライブまでをなぜか毎日カウントダウンしているブログでした

ホールツアー初日雑感


ボイメンのホールツアー、初日が終わったので思ったことを書くぞ〜〜〜! セトリバレと演出バレは極力しない方針ですが、透けるかもしれないのでご注意ください。あと過去のライブをちょっとあーだこーだ言ってたりもします!!完全主観の個人の感想です!でも基本は楽しかったっていう話です!!



とつぜんの新喜劇

いや〜〜正直事前情報が「新喜劇」だったので、期待すると怖いな〜と思いながら初日に参加しました。ドキドキした…何があったんだ…
ツアータイトルが出たときに、突然新喜劇とはまたどっから出てきたんだ〜〜と思ってたらこんなインタビュー記事を見つけまして。

ホールツアーは正直まだどういうことをやるかというのは出ていないんです。でも、ウチのボスが「変わったことがやりたい」と。

普通に「ストレートにライブをやります」だけで終わらないことをしたいという、社長のもくろみがあるみたいなので、ボイメンにしかできないことをお観せできると思います。

まさるさんのTwitterによるとこの記事の取材日が7月25日で、ということはツアー初日の1ヶ月前くらいでまだメンバーが何やるかわかってない感じで、「社長が考えたことをやる」というスタンスぽく読めたので(ボイメンの社長さんはライブのプロデュースもやっておられる)、こ、怖いな〜〜!って思っていました。ボイメンの大きいライブのいつものやつだ〜〜〜!!って。


この、「ボイメンの大きいライブ」「社長プロデュースのライブ」というものに当方は色々とまあその…様々な印象(オブラートに包んだ表現)を抱えておりまして。端的に、言葉を選ばずに言うと、ビジネス臭がすごい!!というやつなんですけど。


敏腕Pのライブ演出


社会人当方の穿った見方なのかな〜とも思うのですが、過去に武道館で冒頭からコントがはじまったときとか、ナゴヤドームに著名なゲストさんが登場したとき、後輩グループさんが合間に曲を披露するとき、タイアップ感あるコーナーが挟まるとき。脳裏にちらちらと「話題性」とか「大人の事情」という言葉が横切ったりしていました。


すくなくとも身の回りのオタクに限っていえば求めている人を見たことがないそういう謎のサプライズを、じゃあどこ向けにやっているのかなと考えたとき、まあそれはさほど多くはないであろうコント大好きなファンではなくて記者さんや関係者のかた、もっといえば世間に向けたアピールなのかな〜と思っていて。実際にライブの翌日あがるネット記事の見出しにはコントの写真やゲストの方のお名前が毎回大きく載るので、そういう面ですごく成功している構成だったり、演出なんだろうな〜(よくわからんけど…)という感想を持っています。


だからボイメンのプロデューサーである社長さんはすごくB(ビジネス、法人)向けの仕事ができる人なんだろうなと想像するし、それはボイメンの今の躍進の大きな要因なんだろうなとも思っている。常設シアターの上に関係者向けのVIPルームついてるのとか、よく政治家さんとか業界人のかた集めてパーティーやってるのとか、なんか、すごいし(IQ3の感想)



オタクからの見え方


それはそれとして、わたし自身はボイメンのビジネスパートナーでもなんでもなく、ボイメンのことが好きなただのオタクなので、大舞台でそういう演出が随所に挟まるのを見るたびに「スンっ…」てなる気持ちがなかったかというとやっぱりそんなことはなくて。オタク、見てるものが自分の方を向いてないなっていうのめちゃくちゃ肌感でわかるし、たぶん社長さんはオタクのことがマジで目に入ってない。それどころかボイメンっていう商品を売るときに、接触商法をやっていて、CDを何枚も買ったりするオタクがたくさんいるっていう部分はあんまり明るいところに出したくないんだろうな〜というのもビリビリに感じてもいます。

ここまで大きく成長した背景にはたくさんの要素があるものの、大きく分けると2つのファクターが見受けられる。ひとつは、ボイメンを立ち上げたフォーチュンエンターテイメントの代表である谷口誠治氏の信念と情熱。そして、もうひとつは10 人メンバーそれぞれが放つ異なる個性である。

勘違いされがちですが、握手会やチェキ会といったミーグリ(ミート&グリート)で枚数を確保するだけのグループではないんです


公式見解としてはこうで、たぶん社長さんが描いていて外に宣伝している理想のボイメンと、わたしたちが好きで普段接している町おこしお兄さんの印象との間にはちょっと、わりと、ギャップがある。

いやなんか暗い話をしたいわけではないんだけども!!でもなんかそのあたりが武道館や、ナゴヤドームみたいな大きいライブを見たときにわれわれが感じる違和感なんだとも思うし、だからといってボイメンにとってどんなライブをしていくのが正解なのかは一介のオタクに分かることでもないよな〜と思う。ボイメンのライブって人によって評価がぜんぜん違ったりもするんだけど、どれだけ知った風なことを考えてもわたしは完全にオタクなので、オタクとして楽しかったかどうかって基準でしかライブを評価することができないんだよなあ。文字数使ってめちゃくちゃ当然のことを書いてしまったけど……なんかそういうことなのです。


なので、今回のホールツアーも「新喜劇をやる」「ボイメン劇団旗揚げ公演」という、オタクがとくに求めていなさそうなチャレンジが大々的に報道されたのを見たとき、これはいつものやつだ!という警戒心をもって初日にのぞんだのでした。


初日の蓋が開いて


……このブログ前置き長すぎじゃない?????

いやほんとに前置きが長い!長々と書きましたが、それで、結局ライブが楽しかったという話がしたいのです、このブログは!!!!


そうして迎えたツアー初日、キャパ2000越えの東京ドームシティホール。関係者さんもいっぱいいらしていて、懸念していた新喜劇部分はやっぱりしっかり翌日のネット記事に取り上げられるくらいに話題性があって、ゲストの登場まであった!(キョートリアルリスナーなので小沢さんが出てこられてさらに徳井さんの名前まで出て異常にわいてしまった)し、やっぱりいつも見ているボイメンのライブとはちょっと違って、余所行きだな〜って感じもしました。正直「これはいま何を見せられているんだ…?」とか思った時間もあったけど、逆にそれは一周回っておもしろかった。
でもあと7公演でもっと完成度が上がってくんだろうなーとも思ったし、メンバーの皆さんの本番力というか、そのへんの対応力がすさまじいことをオタクは知っているので、わりと今後の公演が楽しみだったりします。


で、ここからやっと本題というか結論というかいちばん言いたかったことなんですが、そのあとのライブパートがね〜〜〜〜、良かった。良かったのです。



オタクがオタクとして楽しめるライブ


ツイッターでもわあわあ書いたけど、なんかほんとに、「こっちに向けて作ってもらえてる感」がすごいライブでした。


誠のZeppツアーからそうなんだけど、オタクが何を楽しいって思うのか、メンバーのどんなところが好きなのかをいっぱいいっぱい考えてつくってくれたんだろうなあっていうのがビシビシ伝わってくるステージでした。世間とか、画面の向こうとか、どっか別の遠いところじゃなくて、オタクがいる客席を楽しませるために組まれたセットリストに、メンバーそれぞれが魅力的に見えるように工夫された出ハケと立ち姿。お馴染みの曲のなかにレアな曲やびっくりするような衣装が混じってて、いつもみたいに跳んで跳ねてて、いつも以上に踊って歌ってくれてて楽しくて。オラついてて元気でキラキラしてて熱くて。ボイメンのライブが大好きなオタクのことをステージから全力で肯定してもらえてる気がして、おかしいくらいに嬉しかった〜。


たっくさん考えて
みんなで意見出しあって
来てくれたみなさんに
楽しかったーって言って
帰ってもらえるように
作りました^ ^!


これはパフォーマンスリーダーをやってる当方の推しのブログですが、このひとは今年たぶんもう80ステージくらい?もっと?ライブをやってて、そのうち有料ライブだけでも50本近くあって、たぶんそのほとんどの立ち位置とかを取りまとめたりしています。

また当然の話をしますが、オタクが喜んでる顔もつまんなそうな顔もいちばん見てるのはステージ上のメンバーの皆さんなので、そんな人たちが主体的に考えて作ったライブが楽しくないはずがないよなあと思うし、それぞれのお仕事でお忙しいなかでちゃんとこの大きなライブの主体を握れるところまで信頼されるようになったボイメンの皆さんのことを、いやはやすごいなあと尊敬します。

なんかボイメンには歌って踊ることが一番やりたいことじゃない人も多いから勝手にソワソワしてしまうこともあるんだけど、世間とか、メディアとか、いっぱい見るべきところがある大変な人たちがまずオタクを楽しませることを頑張ってくれることがありがたくて嬉しいのです。なんか文字にすると変な感じになるけど、高い夢の合間にこっちを見てくれてありがとうございますって思う。ボイメンオタクは楽しい!


もちろんオタクにも色んな人がいるので、初見の方だったり、古株の方だったり、久しぶりだったりの方がどう感じられたのかはわからないのですが、少なくとも最近執拗にシアターに通っている、ボイメンのライブが好きなひとりのオタクが、楽しくて新鮮でずっと騒いでしまうようなライブに仕上がってて、ボイメン本体の大きいライブでそれが実現されたことも含めて、なんかその嬉しかった気持ちを残しておきたくてこのブログを書いているのでした。メンバーの皆さん、スタッフの皆さん、楽しい時間をありがとうございました!!



ほんとはこの曲のここが!とか、あの曲のあれが!とか衣装が!!とか表情が!!!とかいっこいっこ言いたいんだけど、現地で見てギャー!てなる楽しみを奪うのは勿体なさすぎるので我慢する!!!



ホールツアー、楽しいぞ!!


ということでですね、なんか今までのボイメンの大きいライブでウーンてなった人とか、新喜劇にナニソレ…?てなった人とかがもし万が一このブログをご覧になっていたら、あのライブパートを見に、ちょっとホールツアーにご参加されてみても良いかもしれない……と思ったりなどしております。当方かなり最近のライブが性に合ってて評価がゆるいので行ってつまんなかったらごめんなさいなんだけど!!すくなくとも、話題性とか、大人の事情とか、そういう言葉が浮かんでこない、愛情と時間をかけて考えられたステージが見られることは保証します。新喜劇は…どうなるのか…ゲストはこの先も来るのか…わからないけど……!


上の方に「わたしはオタクとして楽しかったかどうかって基準でしかライブを評価することができない」って書いたけど、その一点でみれば、ライブパートは間違いなく楽しかったです!!
なんかほんといつもブログの最後宣伝でおわってる気がするけど、大阪、福岡、札幌はまだチケットあるみたいなのでよかったら。


あと7公演、楽しみだー!関わる人みんな怪我なく事故なく、楽しく無事に! 走り抜けられますように。