yocoshicaのブログ

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推しグループの初ナゴヤドームライブまでをなぜか毎日カウントダウンしているブログでした

何でもできるのさ

おはようございます!お久しぶりだったりはじめましてだったり、どうもボイメンオタクをやっておる者です!

ちょっと今日の日付で、この話題に触れずに始めるのもどうかと思うので、あんまり明るい話じゃないですが書き始めます。
ボイメンの銀色の田中俊介さん、俊さんが、11月30日でボイメンを脱退されることになりました。


アドベントカレンダー企画「ボイメンわたしの1曲」のトップバッターとして今日このブログをアップする予定だったので、夢Chu☆毒っていう曲で記事を書き始めていて、22時半頃だったかなあ、だいたい骨組みのところができたところでTwitterを見たら、みんながショックを受けてるツイートがたくさんあって、ああもしかして、と思ったら、俊さんからの脱退の報告ブログがアップされてました。



俊さんはこの10ヶ月半ほどボイメンの活動をお休みされていて、今年に入って俊さんが公式ブログをアップされたのは3回だけでした。1月14日のナゴヤドームの開演直前と、3月14日の活動を休止するっていうおしらせと、そして昨日の脱退のご報告。たった3回。


でも、もともと毎日ブログを更新されていた人で、1年間おやすみしていても、書いたブログの記事の数はメンバーの誰より多いのです。どういうスタンスでボイメンのお仕事を続けられてきたか、それだけでも察せるかなあと思うんですけど、初期メンバーで、兄貴分で、かっこよくて、ときどきかわいくて、オタクにとってもメンバーにとっても精神的支柱みたいな人でした。って、うーー過去形になっちゃうのやだなあああ、今も変わらずに格好良い人です。今日からはフリーの役者さんです。今度渡辺謙さん主演のパルコの舞台に出演されます。太字にしてやったぜ。観に行きます。

リンクも貼っとこ すごいんだぞ俊さんは



だからなんか、書きかけてた夢Chu☆毒も好きな曲なんだけど、今日は10人のときの曲を書きたくて、ばたばたと書き直しています。
友ありて・・とか、あなたに出逢えたこととか、One for All〜とか、新曲のガッタンゴットンGOとか、もっとエモくて気持ちを代弁してくれるような曲もたくさんあるんだけど、今日はわたしがいちばん好きなボイメンが見られる曲について書きます。今これ深夜の2時なんですけど、泣いたり考えたり忙しい!でも何かしてると気が紛れます。うわ〜。


で、何の曲について書くかというと、この曲です。


ヤングマン〜B.M.C.A〜



♪テ〜〜ッテレ〜(イントロ)


なんかもうバカ明るい曲にしたった!!タイトルがあからさまに胡散臭いし「それでいいの…?」っていうサムネですが警戒しないでください…赤色の人の左側からひょこっと顔出してるかわいい坊主頭が俊さんだよ。

こちらはお察しのとおり、西城秀樹さんのY.M.C.Aのカバーというか、ヤングマンの歌詞を改変してボイメンバージョンにした曲です。ちゃんとご本人公認です!BOYS AND MENなのでBMです。「ヤングマン♪」のとこが「ボイメン♪」になります。言いやすいね。


このミュージックビデオ、定点カメラで撮られている時点でお金のかかってなさ 親しみやすさがすごいのですが、なんと撮影場所も彼らのオフィシャルショップ(なので後ろに商品が並んだままの棚とかが映っている)という、振り切ったリーズナブルを突き詰めているところが特徴です。そうなってくると平均身長177.6センチの10人が踊るには明らかに場所が狭すぎて、右端の吉原くんなどは床から落ちそうで心配になるほどです。



よければサムネタップして少しだけご覧いただきたいのですが、出だし3秒で足が床からほぼはみ出ている。こんなに入り口ギリギリで踊る芸能人、見たことありますか…? いやそもそもレコ大新人賞アーティストが入り口でMVを撮るな。あとその見切れてるガチャガチャどけられなかったですかね????


なんとしてでも元気を出させようとしてくる歌詞

ヤングマン さあ立ち上がれよ
ヤングマン 今翔びだそうぜ
ヤングマン もう悩む事は ないんだから

こちらは言わずとしれた西城秀樹さんバージョンのヤングマンの出だしです。悩める若者を爽やかに導き、勇気づけてくれるキラキラとした歌詞ですね。心の重荷をスッと降ろすことができる気がする、素敵な3行だと思います。

それがボイメン風にアレンジされるとこうなります。

ボイメン さぁ立ち上がれよ
ボイメン 今こそ元気が
ボイメン この国にはほら
必要なんだ!

急に圧がつよくなりましたね。決してdisっているわけではないんですけど、初手からいきなり国のことを語りだしていて度肝を抜かれます。名古屋の大須のビルの1階で撮られたぎゅうぎゅうのMVで、急にこの国の元気のなさについて言及してくる雑草集団。「好き」ですけど……。



ボイメンの歌詞、ひいてはボイメンそのものっていうのは、こういうふうに「元気」をゴリゴリに押し出してくることが多いです。
彼らがよく使う言葉のひとつに「俺たちには元気しかない」「ガムシャラさだけが武器」っていうのがあって、この歌詞はそれを分かりやすく表していると思う。

べつにたぶんボイメンには、初めからコンセプトとして元気やガムシャラが与えられたのではない(少なくともわたしはそういう話を聞いたことがない)(新規だからわからんだけかも)と思うんですけど、お世辞にも大手とは言えないような事務所から出発して、この平成の時代に練習場所がないから高架下でラジカセ鳴らして稽古していたっていう、歌もダンスも素人だらけの何十人もの若者のなかで、残った彼らが胸を張って示せる芯がそれだったのかなあと思うと、なんとなく納得します。


だから、ボイメンのいう元気っていう言葉は、つらくても無理やりがんばれ!って話ではなくて、

ボイメン 失敗したって
ボイメン 後悔したって
ボイメン 失恋したって(T_T)
終わりじゃない

何も持ってなくても、何を失っても、それで終わりじゃなくて、ぜったいに立ち上がれるよっていうこと。

ボイメン 命あるかぎり
ボイメン いくつになっても
ボイメン 誰でもみんなが
ヤングなのさ

元気すらなくても、どうしようもないと思うような時間を過ごしたとしても、誰でも未来があるし翔び立てるっていうこと。


ずっと持たざる者だった地方の彼らが、今では全国放送にバンバン出て、全国ツアーもまわっていて、そういう成功体験がたくさんフィーチャーされるけど、わたしがボイメンを好きだなあと思うところのひとつに、この何も押し付けない、でも何も諦めない、愚直な優しさがあります。鼓舞の言葉も全部が自分たちに向いてるから、ボイメンを続けることは大変な体力がいるのだろうけど、「俺たちは BOYS AND MEN」って、何回も確認しながらここまでなんとか進んできた10人のことを尊敬しています。



今回、メンバーが、わたしたちが、ぜったいに失いたくないと思っていた俊さんっていう大事な人と、ボイメンはお別れをすることになりました。あーーー寂しい。やだよーーー。
色んな人がたくさん頑張ってくださったんだろうから、現時点で取れるべき範囲で最良の判断なのだろうと思います。そうでなきゃこまる。

寂しいし、しんどいし、この喪失感に慣れる日がくるのか不安だけど、でもやっぱりボイメンはガムシャラに、バカ明るく元気に進んでいくし、別の道を俊さんも歩いていかれるので。

コケたって あ〜よいしょで
何度も起き上がれ!


俊さんが歌ってた歌詞、あ〜よいしょって、またいつかステップ踏んで笑ってるとこが見られたらいいなあ。
わたしも諦めがわるいので、顔を上げて、メンチ切って、の言葉をアホみたいに信じて、これからもボイメンのファンでいようと、まあなんか当たり前のことなんだけど、今はそう思っています。



何でもできるのさ!




= = = =


この記事はアドベントカレンダー企画「ボイメンわたしの1曲」の参加記事です。12月25日まで毎日アップされる予定なので、よかったらご覧ください。