先日ソレドコさんというサイトに、当方の書いた「オタクのチケット管理方法」的な文章を載せていただきました。わ〜〜!
オタクの在宅ワークこと「チケット管理」について、ソレドコさんに寄稿する機会をいただきました〜🙇♂️
— よこ (@yocoshica) 2020年5月27日
サムネの段階でアレ(あれ)ですが、恣意的な写真がたくさん出てくるのでよかったら見てやってください!!https://t.co/aG76bKAoGg
ブログを読んでくださっている方には「管理???そんな高度なことできるの???おまえが???」というご心配をいただいたんじゃないかと察しておりますが、当方とは別の3人の精鋭の方が同じテーマで寄稿されているのでバッチリ有意義な記事になっていました!!!自分のとこも楽しく書いたのでよかったら見てやってください!
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というのまでが全力の宣伝で、上記のチケット記事を書くときに、昔のチケットってどこやったかな〜と思って発掘作業をしていたら、引っ越しダンボールの底から10年以上前の、まだまだジリ貧大学生だったときに使っていたチケットケースが出てきたのでもうちょっとブログを続けます。
当時はサッカーのJリーグがわたしの主現場で、週末になると神奈川にある最寄りから片道3時間かけて茨城の鹿島に通っていました。色んなバイトしてお金貯めて年上の友達と車やバスで遠征して、ガッツだけで生きてた!
今と比べてあー全然変わってないなーーって笑ってしまったんですけど、同時に、こんなに長年遠征バカをやってきた自分が今年もう2ヶ月も、ライブだけでいえば3ヶ月も現場に行けてないことを思い出してホワ~~と呆けてしまいました。今エンタメとかスポーツとかの「チケット」が発生するような場所とそれが好きな人たちにとって、すごく残酷なことが起きているんだなというのを、なんていうか、痛感した気になった!のだった!!
自分はけっこう多趣味だし、ありがたいことに推しグループがたくさん配信とかをしてくれているので、イベントがなくても動画とかネットとか、漫画読んだり小説読んだり、それなりに楽しく、にこにこと毎日を過ごせています。オンライン飲み会もできるし、部屋の掃除もしたし家庭菜園も始めた!
でもときどき今日みたいに雲ひとつないお天気のとき、青空の下で飲んだ美味しいビールと緑の芝と、遠くに見えるステージと、隣でフェスT着た友達と笑ってた記憶が一気に頭に浮かんでワーーーッてなることもある。仕事必死で終わらせて地下鉄飛び乗って、ビルの階段駆け上がってゼエゼエいいながらドリンク代払ってすべりこむBMシアターの最後列とかがたまらなく懐かしくなったり。
#おうち写真展
— よこ (@yocoshica) 2020年4月11日
ボで行ったフェスの写真〜はやくライブできますよーに! pic.twitter.com/L9fsDXCZCY
それでも今週ようやく緊急事態宣言がひとまずは解除されて、図書館や美術館が開いて、ごはん屋さんの営業時間がのびて、すこしずつイベントなんかも再開してきました。プロ野球も開幕が決まった! Jリーグもそろそろ決まりそう!!
でも、その明るいスポーツニュースに「当面は無観客」って但し書きがつくように、たぶん大規模のイベントや、去年何度も行ったライブハウスは、まだしばらく、もしかしたらもう少し長いあいだ、もとの楽しみ方をできないかもしれないなという危惧もやっぱりあります。
たぶんそういう状況でも、ステージの上やスタジアムの中の皆さんは、ファンが最大限楽しめるようにたくさんの工夫をしてくださるんだろうと思う! 観戦ルールが変わるとき、会場がひとまわり大きくなるとき、大きな災害を乗り越えたとき、いつだってそうだったことを現場バカはよく知っているので。
次の世界に持っていくもの
だからこそなんですけども、そういう未来を想像しながら、わたしはコロナ前の世界で好きだった大事なものを、ちゃんとコロナ後の世界に持っていきたいな~~~というのを最近とつぜんワッ!て思うようになりました。
なんかすごく世界が変わってしまって、アフターコロナとか、ウィズコロナとか言われてて、どうやらわれわれも生活様式を変える必要があるのだけど、楽しかったこととか好きなものをその変化の狭間に落としてきたくないな、とめちゃくちゃ思う!
だってやっぱいくら配信が楽しくても、オンラインで何でもできても、律儀に悲しくなるもんねコロナ以前のライブの映像とか見ると。大事で大好きだったのに、しばらくやっちゃダメですなんてそんないきなり!って思うし、せめて最後にさよならパーティーとかして別れぐらい惜しませてほしかったもん。寂しいよ〜〜
例えばゴール裏のビッグフラッグの下で肩ぶつけあいながら歌うチャントとか。
夜の甲子園に飛んでくジェット風船のだんだん遠くなる音とか。
ライブハウスの真ん中で人に圧されて苦しくなりながら上げる手とか。隙間から見えるステージの強い光とか。
あんなにあんなに楽しかったことを一旦置いて、別の「楽しい」を模索しなきゃいけないのはほんとーにもう、やだし! でも、仕方ないし! それでもこれからしばらくは模索の時期になって、「昔はよかった」って懐古する暇なんてなくて、とにかく前を向いて進まなきゃいけない日々になるというのはもう決定的なわけで。とくに演者の人とか運営の方たちの苦労なんてこっち側からはもう推し量ることすらできないけど。
なのでわれわれみたいなお気楽極楽なファンたちが、というかわたしが、 せめて自分の好きを大事に握りしめとかなきゃと思っています。新しい世界には行くんだけど、たくさん貰った楽しいことをやっぱり忘れたくないし、もっと先に落ち着いたときに、好きな気持ちはちゃんとピカピカでここにあります!!ってできるようにしたいんだよな〜〜。
スポーツが好きだったときも、今みたいにボイメンを追っかけてるときも、ぜったい一生忘れないし、宝箱にいれて大事に保存してる記憶っていっぱいある。そういうの今見ると眩しくて羨ましくてときどきしんどいけど、それをちゃんと離さずにこの先に運ぶことが、このコロナ禍で何もできない、無力な観客の自分ができるほんのわずかな抵抗だという気がちょっとしています。
毎日元気で楽しいけど、失ったものはあるしそれのことが大好きだった!
ずっと昔のばかみたいなチケットの束を見ながら、この先もずっとチケット取って、集まって、ワイワイガヤガヤ楽しみたいわたしがウワー!てなって書いたブログでした。