yocoshicaのブログ

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推しグループの初ナゴヤドームライブまでをなぜか毎日カウントダウンしているブログでした

愛のような思い出をこめて

 

土田さんがグループを脱退されることが発表されてから1週間、ぼーっとしています。

ボイメンというのはもともと何十人もいたグループで、自分がオタクになってからだって何人かの人の脱退や卒業を見送ってきたのでいい加減に慣れろという話なんだけど……慣れるわけ無いぞ!オタクだからなあ…

特に現5人体制の誠は、ずっと続かないのかもしれないなあとはどこかで思いながら、それでもずっと続いてくれと願っていたので、続かないことが決まってしまった事実からなかなか復活できないままでいます。

 

このブログにも、土田さんについて書こう書こうと思っていて結局書けていなかったので、他推しの目線から見て、こんなに土田さんという芸能人が素敵だったんだよというのを残しておきたくなったので書いています。あの代え難い功績と充溢した記憶を留めておきたいだけのメモ書きのような記事です。

 

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さて土田さんについて考えたときに、思い出す些細な記憶がいくつかあります。

 

1つめ。

たしかBOYMEN NINJAだったと思うんですが、リリースイベントの会場で。オリコンウィークリーも射程に入った時期だったので、特典会が終わった人から1人ずつ、マイクを持って通りすがりの人に演説するという光景を見ていました。

推しだったり色んなメンバーは、自分たちがいかにてっぺんを目指しているか、なんとか1枚手にとってもらえないかを切々と訴えていて、それに心を打たれたりしてたんですが。
そのとき同じようにマイクもった土田さんが開口一番あの穏やかな声で

お騒がせしております

って言ったのが謎に印象に残っている。

社会人ならごく自然な、何気ないひとことではあるんだけど、グループが何より必死な時期に、まわりを見て気遣える人がいるんだなあというのを目にして、「土田さんは素敵な人だなあ」と思った、かなり初期の記憶の1つです。

 

2つめ。

特殊な思い出なんだけど、ラジオの企画で土田さんが武道館の前で路上ライブすることになって、当時は今よりもさらにノリで生きてたので生放送聞いた友達と「行く????」とか言って夜の23時頃に九段下まで駆けつけたことがありました。

集まったオタクが7人くらいしかいなかったせいなのか(名古屋の番組なのでよく考えたら当たり前だった)、中継が終わったあとスタジオに戻りがてら、普通にマネージャーさんとかと一緒に地下鉄の駅までぞろぞろ歩く時間があって。

 

その途中、ほとんど初対面同士のオタク集団に向かって「これから皆でファミレス行きゃあ」って言ってたのが土田さんだった。名古屋弁で「行けば?」的な意味だと思うんだけど、ボケとかでもなく普通のテンションだから、陽キャというか…眩しいというか…サラッとした人なんだあと思って可笑しかった。こちらは隠キャなのでふつうに帰ったけど(…)ああいう人のまわりは居心地が良いんだろうな〜と思った。

 

 

3つめ。

これはみんな覚えてるんじゃないかと思うけど、帆を上げろ!のリリース時期。

オリコンで2位だった日の夜にメンバーがファンに向けてコメント動画をあげてくれて。1位を目指してたので基本空気はガチめにお通夜なんだけど、悔しい気持ちがあるとか、2位でもすごいんだとか、1人1人が正直なメッセージを発信してくださるなかで「楽しかった」って言ってくれたのが土田さんだった。

まだFCに残ってるのでもし見てなかったらログインして見てほしいんだけど、当時たしかこれ見て泣いてしまったんだった。わたしみたいな他推しも含めて、リリイベ走ったオタクがたくさん泣いてた。

https://boysandmen.jp/member/movies/14428

表情とか、言葉とか、余計な解説なんか必要ないと思うけど、「こういう人」だったなあ、と思う!

 

これはオタクからの見え方なので本当がどうだったかはわからないんだけど、わーっと一気に走っていく、ボイメンというグループにおいて、ファンの方を見て、感情を動かして、それを言葉に出してくれる人が土田さんだったと思っています。こまめに対応窓口をしてくれてる本田くんとか水野さんとかとはまた違う視点で、いつも「みんな」って言いながらときどき歩調を合わせてくれて。わたしの視点から見る限りその存在に救われてた人がたくさんいたし、照らしてたものをいくつも思い出せる。

 

だからわたしは土田さんに、ベイマックスみたいな…ふかふかしている…なめらかミルクボディという意味じゃなくて……そういうふわふわしているイメージを持っていました。

ステージでめちゃくちゃ高度な刃物が飛び交ってるときに、まふっと、ふわっと、受け止めてくれるのが土田さんだなあという印象がある。あとやっぱ基本的に王子様だから、客席にも気軽に飛んでくるナイフを長い腕のばしてやんわり止めてくれたりする。今よりももっと若かったメンバーの鋭角ないじりとか、加減のつよい悪態とかも、土田さんの「なんてこ↑と言うんや!」が食べちゃってくれてた時期が確かにあった。土田推しには愛ある毒舌もバンバン言ってたけどね。そういう気軽さも含めて、ふわふわの王子様だったなあと思います。

 

2021年8月の段階で、ボイメンを脱退するという決断をされた1人の青年のことを精一杯尊重しながら、テーマカラー紫の、「つっちー」という存在がBOYS AND MENというグループの空気を創っていた瞬間がたくさんあったことを、オタクの気持ちをすくって包んでくれたことが何度もあったことを忘れないでも居たいなと思いながらこのブログを書いています。

 

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2週間前、4人の誠のライブを配信で見て、DOGI MAGIで勢いのある勇翔くんの力強い声をふわっと包んでくれてたのが土田さんだったんだなあということに気付きました。それから、「とっくに準備はできてるよ」の誇らしそうな姿に愛をこめるのがわたしたちの役割だった頃のことを思い出していました。

 

わたしはずっと土田さんの伸びしろが誠の可能性だと思っていて、FAKEの落ちサビを歌うときの真摯な顔とか、Candorを歌うときに口角が上がってるところを芸術みたいだと思っていました。愛嬌たっぷりの「絶賛絶妙ハーモニー!」、誰よりもやさしい「強い勇気を」、その柔らかい歌声、センターに立ったときの存在感や照れのない表情、それらのぜんぶを持ったまま誠は武道館に立つし、ボイメンは紅白に出るんだという想像をしてました。

してたから、してたけど、それが現実になり得ないことが今はもう決まったので、その幸せな想像の幸せな部分だけを、5分の1、9分の1、これまでの感謝の分だけ切り取って、この先の土田さんの歩く道を照らす明かりの足しにでもできたらいいなと思っています。

 

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やっぱり取り留めのない文章になってしまったな……。さいごどうしても締まらないので、BOYS AND MEN 誠『道』の音源を貼っておきます。

2:23くらいのところ、活動をお休みされているなかでも本人が希望してレコーディングされたという、土田さんのソロが入っています。

悔やんだ日も

泣いた日も

あの夢に繋がってるって信じて

 

聴けば聴くほど、この声をもっと聞きたかったという思いが湧いてきてしまうけど、8人と4人の夢をまだ見ている場所で聴けばこんなに心強い歌声もない。泣いている今も肯定するような、この先に進むエールを貰ってしまったのだから、ここからちゃんと見送らないとなあと思います。

 

数え切れないくらいたくさんのかっこいいと、おもしろいと、不思議と、元気と、書き切れないくらいに楽しい瞬間をつくってくれた人が、わたしの好きなBOYS AND MENというチームにはいました。いたんだよ!

土田さんの歩くこの先の道が何色であっても、明るく幸福なものであることを祈っています。

 

 

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