yocoshicaのブログ

yocoshicaのブログ

推しグループの初ナゴヤドームライブまでをなぜか毎日カウントダウンしているブログでした

ボイメンというグループ、もしかしたら第2章に入ったかもしれない

 

シャンシャンシャンシャン…(鈴の音)
シャンシャン…(パンダの名前)
メリーーー クリスマス!!!12月25日がやってまいりました!

主催しておりますアドベントカレンダーも最終日を迎えまして、書き手読み手としてご参加いただいた皆さま本当にありがとうございました。

各記事は上に貼ったAdventarのページから辿れるほか、一部ページが更新できていない方も可能な限り当方のX(Twitter)でリポストしております。お気に入りや共感した記事を呟いたりRPしたりしていただけると著者の皆さまへのクリスマスプレゼントになるかと思うので、よければぜひお願いいたします!

 

==

 

と、ここまでを年の瀬メリクリご挨拶としまして、今年のテーマ「#今、BOYS AND MENを好きなワケ」の最終更新として、自分の記事を書いていこうかと思います。うう…どうして最終日を担当することにしてしまったんだ……

し〜〜かしながら今のボイメンさん界隈の空気からして、やっぱりヴーカ( ※3月リリースの新曲『ヴーカ・ヴーカ〜恋の筋肉〜』のこと)の話になってしまうなあ〜!というのがまず出てくる感覚でして。当アドカレも12月初旬の段階では参加枠がそこそこ空いていたのですが、ヴーカの発表と音源公開の流れであれよあれよと全枠を埋めていただきまして、新曲のチカラってすげー!としみじみ実感しているここ1ヶ月です。


自分としましても前回の記事を書いた段階では「新曲出るよ〜」の告知を見ただけの状態だったので、タイトルの「(これは…)」感のみの勢いで執筆したのですが、あれからラジオで音源が解禁になり、配信でも購入し、先日はリリースイベントでパフォーマンスも見てきました! そうやってひととおりのヴーカを浴びた今、率直に「ボイメンさん、第2章に入ったかも?」と思っています。

なので今回の記事は、自分がヴーカを聴いてオオ〜と思った理由を掘り下げることで、今のボイメンが好きな理由を分解してみよう!という内容になっております。

 

一旦CMです


■見てわかるヴーカの特殊性

さてさて『ヴーカ・ヴーカ〜恋の筋肉〜』、皆さまもうお聴きになられたでしょうか?
まだの方は一旦↑の30秒CMだけでも、このブログを開いた以上仕方ないことだと諦めて再生してください。

……ありがたくも再生してくださった神のような方は今、30秒の大半を意味が分からない時間として過ごされたかと思うのですが、いや〜、サビの「ヴー♪ カ ヴー♪ カ ヴカ♪ヴカ♪ぶーん♪」のところ、サビなのに一切意味を汲み取れない音の羅列ですごいですよね。一応VUCAはスワヒリ語でなんかいい感じの意味があるらしいんですが、スワヒリ文化圏以外ではただただ意味不明なので勇気を感じます。

こんな風に、30秒でも一撃でわかる「何だこれ」を投げつけてくるところ。これは以前からのボイメンの得意分野だと思っています。しかしこの曲、何度か聴いてみるうちにだんだん、今までとは違うかも……?という感想が浮かんでくるのです。

なのでちょっと今度はフルのMV(ダンスバージョン)を貼るので見ていただいて良いでしょうか。視聴依頼がドアの隙間に足ねじ込む感じのやりくちですみません……

えーと、まあ3分あるので最初のかっこいい辻本さん〜勇翔くんを中心とした儀式辺りまで見ていただけたら御の字かなと思ってはいるのですが、一旦最後まで見て下さったと仮定して続けますね。あの、おわかりいただけたでしょうか。

こ……この曲、妙に……仕上がってるんですね。


変なのは変なんですけど、歌担当組が惜しげもなく歌唱力をぶつけ、お顔の造形にパワーのある組が視線をかっ攫い、アクロバットやダンス、高音低音、全員が全員得意分野で勝負を仕掛けてきているのがこの楽曲だと感じています。

MVの出だしのカットは主演俳優から主演俳優のリレーで、歌い出しはソロ歌手からソロ歌手のリレーです。とっても贅沢だ!

 

■ヤンキー路線の薄れ

それからもう1つ。この曲はよくよく聴いてみると、ほぼ「ヤンキー要素」がないです。いやまあよく聴いたところで何言ってるかあんまわかんないんですけど……なんか恋の筋肉を鍛えるぞ!という、どっちかというとヤンキーとは対極の、健康的なバカの歌になっています。強いてあげるなら袖引きちぎり学ラン(袖を引きちぎるな)がヤンキー要素ですが、袖を引きちぎったせいでどっちかというと北斗の拳になってしまっているのでノーカウントにしても良いでしょう。なのにすごくボイメンらしいな〜!という感想を持つ人が多い、不思議な曲でもあります。

その不思議を紐解くためにちょっとだけ過去を絡めた話をするのですが、これまでボイメンのパブリックイメージは「ヤンチャそうな若者たちが学ランを着て、元気の出るアツい曲を歌う」という感じだったかな〜と思っています。ちょうどYAMATO☆Dancingから威風堂々あたりの、レコ大や武道館をまっしぐらに駆け上がっていた時期の印象が周りには強そう。

そういう、持たざる者たちのハングリーさ、恵まれた東京へのアンチテーゼ、ギラついた格好良さ……そんな風な印象を確立するに至った経緯を考えたときに、さすがにまあテーマカラー金と銀の影響を無視することはできないかなあと思ってまして。
お名前を出すと水野勝さん・田中俊介さんという、特別な色をあてがわれた双璧の存在が、チームのイメージにとって過去、とても大きい意味を持っていたことを覚えています。

 

すでにご卒業・ご活躍されているお二人なのであまり長々と書くことはしないんですが、つまり今まで積み上げてきた「ヤンキー」という大きな印象を築き、背負ってこられたお二人が、ご存知のとおり今のボイメンにはいません

そんなこともあってなのか、2022年に勝さんがご卒業されてから、一度ボイメンは真っ白になりました。
真っ白の学ランで、青空の下で、ヤンキーのヤの字もない、そのときに歌える曲を歌ってました。
それが今から1年前に出た楽曲、『FINE!!!』です。

 

■真っ白からの再出発

超FINE、ふわふわしてましたね〜。

1年前にこの曲が出たときにも自分はブログを書いたのですが、こんなことを言ってました。

私はオラどけなボイメンを好きになって、それを見ながら好きを深めてきたので寂しいし、全然違うグループになったなあと感じているのですが、そりゃそうなのです。メンバーが変わっても同じグループでいられるほど、1人1人の色の薄いグループではなかったんだから!

うーん、未練がすごい!

でも正直な気持ちでした。水野勝さんと、知名度として看板でもあった小林豊さんを一度に失ったあとだったので、振り返って思い返しても、進行方向をわかっていた人なんて誰もいなかったんじゃないかなあと思うような時期でした。


残った現メンバーである6人の皆さんはこの曲前後から、真っ白い学ランを再びそれぞれのカラーで染め上げるように、個人の活動を加速させていきます。ソロ現場も増えて、各メンバーの個人配信も軌道に乗り、そんな日々をを過ごしたあとで、1年3ヶ月ぶりに出るシングルが……そう、ヴーカなのです。……ここからいきなりヴーカ?!?!  真っ白だったグループにいきなり、何のジャンルかもよくわからない、極彩色のサウンドが降り注いでいるのが今です。

お、思ってたよりも、すごい、濃い色をつかまえてきたなあ?!

 

■それぞれが持ち寄ったもの

そうやって考えるとヴーカという曲、メンバーの得意や、努力や、魅力や、経験がいっぱいいっぱい詰め込まれていて、見ていてじわじわと嬉しくなります。

外部の舞台やミュージカルで揉まれ、圧倒的なステージ映えを手に入れた吉原さんは、この曲に重厚感と華やかさ、どこまでも届く力強い声をもたらしてくれました。

誰よりもソロのステージに立ち続けた平松さんが連れてきた、一音で人を惹き付ける冒頭の声と軽やかなダンスはこの曲の明らかな武器です。

ずっとこのグループのパフォーマンスを引っ張ってきた二人が、ボイメンのシングル表題曲を「やたら歌の上手い」曲にしてくれた! これはすごく、すごく嬉しいことです。

 

同じように、野球のお仕事を自力でがっちり掴みながら演技のお仕事も開花しつつある辻本さんは、ガッツと身体能力、それからMV冒頭にも代表される、人の目を惹き付ける求心力をパフォーマンスに加えています。

目を惹くといえば主演映画を重ねてますます画面内での存在感を増した勇翔くんもそうで、その立ち姿と表情ひとつで、ビジュアルと世界観に謎の納得感を与えることに完全に成功してしまっている。
目で楽しい、飽きさせない、「やたら見てしまう」MVがやってきました。

 

そんな楽曲とMVを届ける力を持っているのが、頼もしすぎる外交官の存在です。

情報番組にすっかり定位置を確保しておしゃべりパワーアップに余念がない本田くんは、ホームでもアウェーでもいつでもどこでも安定した出力でその場のトークを「ボイメン」にして、老若男女に「ヴーカ」を刷り込むことができるプロ中のプロです。

アサヒビールさん等企業案件を自分の腕でガンガンにぶんまわしているタムさんは、距離の近さとサービス精神を武器にして、ライブ会場の「あなた1人」の心を動かすことに誰よりも長けています。目の前の人との関係値を完璧に測る経験値から放たれたヴーカの、嫌味のないインパクトたるや。
やたら頭から離れない」パフォーマンスの成果は、対バンのあとのSNSを見れば如実に現れている!

 

もちろん、全員が歌えて踊れて格好良くて、喋れて演技も握手もできるキャリアの長いグループです。MVでもライブでもきっちり全員が輝いていることを前提として、それぞれが個々に磨いた特殊な技術を持ち寄った結果、中身のぎっしり詰まった、アウェーでもどこでもやっていける、今のBOYS AND MENそのものみたいな曲ができあがったというのが、私のヴーカの感想なのです。

 

■「持たざる者」とのお別れ

こうなってくるともう、「持たざる者たちのハングリーさ」とか言ってる場合じゃありません。彼らはたくさんのものを……それが通常ボーイズグループに必要かどうかはともかくとして、とにかく個性と実力を自分の力で獲得してきました。それでいて、色々なものを持っているのにまだハングリーな自称雑草集団は、まだ誰も通っていない、道なき道を切り拓くことを楽しんでいるようにも見えます。


だって正直なところ、もう彼らはボイメンというグループがなくてもたぶんやっていけるのです。それなのに「ボイメン」という、めちゃくちゃカロリーが必要で、奇妙で、変で、愛おしいあの活動を、何故だか続けてくれているのです。


12月末の野外ステージに袖を引きちぎった学ランで現れることを「ボイメンだな〜」とわはわは思えるのは、彼らが何も持っていない人たちではなくて、持っているものを分けてもらえていると思える安心感なのかなとも思います。

実践で鍛えた筋肉は、強いんだ!

 


そういうわけなので経験と技術と、あと恋の筋肉とかいうものを身につけたらしいボイメンの皆さんが、早く世間に見つからないかな〜!とオタクは今日も思っています。楽曲自体がバズを意識したエンタメソングでもあるので、最近友達と会うたびに、「ヴーカ、どうやったらバズるんだろ〜〜」と言っています。

たぶんバズりたい!と思っているオタクがバズれることはないと思うので、とにもかくにも楽しいことを全力で楽しんで、それを見て寄ってきてくれたり、面白がってくれる人をこう……バクッと……食虫植物のように……取り込んでいくことぐらいしかできないと思っていて……この文章を今読んでいるそこのあなた、ぜひその……ヴーカを踊ったり……してください!!(?!)
部屋で1人で踊ると本当に何をやっているんだろう…という気持ちになるので、できたらリリイベとかを見るのも楽しいんじゃないかと思います。

 

ここでまた宣伝です

2月11日に東京(ららぽーと豊洲)、3月9日に大阪(セブンパーク天美)、愛知は赤池アスナルでリリースイベントがあります。風邪とかひかなかったらフルメンバーがいて、確定ヴーカチャンスです!
ボイメンにしては珍しく予定がだいぶ早くに出たので、今、今です!手帳に書き込んでください。初見さんもお久しぶりの方も皆々様、お待ちしております!

 

===

 

いつもの癖で最終的に粘り強い宣伝をしてしまいましたが、こんな感じで相変わらずボイメンというグループを、変だな〜おもしろいな〜と思いながら応援しているのがこのブログです。タイトルに「第2章」とか書いたのですが、正直今が何章目なのかなんて全然わかっておらず、でも明らかに、何となく、新しい1歩が動き始めたな!という感覚があります。

 

これからのヴーカとこれからのボイメンに結構ちゃんと期待していて、楽しい未来になるように、祈ったり踊ったりする年末を過ごすつもりです。これを読んでくださっている方も、よかったら一緒に踊ったり笑ったり、MVをしゃーなし見たりしてもらえたら嬉しいです。


それではメリークリスマス、良いお年を!

 

 

このブログは #今、BOYS AND MENを好きなワケの参加記事でした。