yocoshicaのブログ

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推しグループの初ナゴヤドームライブまでをなぜか毎日カウントダウンしているブログでした

スターを照らす星空を見た話


やってきました12月。はじまりましたアドベントカレンダー

ボイメンオタクが1日ずつ好きな曲についてを更新していく企画、「ボイメンわたしの1曲」の1日目を担当します。よろしくお願いします!

 

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といってもこのブログも散々いろいろなボイメン曲について語ってきておりまして、さて今年はどの曲で書こうかなあとしばらく考えておりました。そんなときに1つ、最近好きになった楽曲があることを思い出しまして。
といっても新曲ではなく、それどころか2015年発売、約10年前(!)の曲なんですが……。

で、でも、何年も前から聞いていた曲が、何かのきっかけで特別な存在になることってありませんか!?
今の私にとってそれが、『スタースター』という曲です。

 

スタースター

スタースター

  • BOYS AND MEN
  • J-Pop
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

 

スタースター。↑の再生ボタンからちょっと聴けるんですが、ボイメンさん達にとって初めてのメジャー流通シングルである『ARC of Smile!』のカップリング。キラキラしたサウンドとほんのり切なくピュアなメロディ、星を描く振り付けなんかも楽しい曲です。
最近はあまりライブでお目にかからなくなりましたが、私がハマった当時はライブの終わりなどによく登場していて、2019年に当ブログで行った好きな曲ランキングでは4位にランクインしていた、往年の人気曲です。

 

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さてこのタイトルに含まれる「スター」という単語、一部のボイメンオタク…というか平松推しにとって、ここ数年大変身近な単語でもあります。
何せ推しは令和の歌謡スターを標榜し、それに向かって邁進していらっしゃるので!
我々オタクも西へ東へスターを追いかける日々を過ごしております。

その追いかけた先、我らのスターが立った舞台のひとつに、「木の葉のステージ」というイベント会場があります。
兵庫県の商業施設、阪急西宮ガーデンズの屋上にある、開放感あふれる野外ステージです。

写真を見て頂くとわかるように、この会場の大きな特徴が、「全方向から見ることができる」というもの。
客席自体は一方向に設置されているのですが、メンバーの背中側も開放されているので、後ろからステージを見ることができる珍しい構造をしています。

 

そしてなぜかこの会場、今やすっかりレア曲となったスタースターが見られる確率が高くてですね…。自分の記憶によれば、2022年10月の灼熱ロマンスのリリイベ、2023年12月のヴーカのリリイベでもスタースターが披露されています。


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去年の今頃、そんな西宮ガーデンズのリリイベ一番最後の部、ステージの後ろ側からライブを見ていました。
後ろ側からというのは、つまりメンバーと同じ目線です。冬の寒い日、陽が暮れて空が暗くなっていて、『帆を上げろ!』の落ちサビで客席のペンライトが一斉に動くのが光の波みたいで、それが本当に、ものすごくきれいだったのです。

 

オタクをしているとペンライトの光はとても身近なものなんですが、いつも客席にいる我々がステージ側からその光を見ることは、当然のことながら滅多にありません。
色鮮やかな光が目に焼き付いたままで始まった、その日の最後の曲が『スタースター』でした。

12月の澄んだ空気のなか、振り付けにあわせてキラキラ光る客席がまるで星空のように見えて……ふと思ったのです。

「ステージ上にもスターがいて、客席も星みたいにキラキラ輝いてて。スタースターって、もしかして、こういうことなのかな?!

 

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ところで、スタースターの作詞をご担当されたYUMIKO先生は、リリース当時の2015年にこんなツイートをされています。

ん……?

スタースター

のひとつのスターはボイメン

もうひとつはファンのみなさんのことです。

むむ……?

 

そうなのです。

公式見解で、スタースターのスターのひとつは、我々ファンのことなのです…!

 

このツイート自体はもちろん見たことがあって、こんなにわかりやすく答えを書いてくださっているのに、西宮ガーデンズでペンライトの波を見たあとになってようやく自分は、歌詞の意味で頭を殴られた感覚になりました。

 

い、いや、もとからね、歌詞が素敵だな〜とは思っていました!本当です!

とくにあの、落ちサビの部分。

ほら見つけた星 ずっと忘れない

輝き続けて ボクらのスター

この、「輝き続けて ボクらのスター」というフレーズに、我々がいつもステージに向けて思っている、そこにずっといてほしい、いつまでも輝いていてくださいと願う気持ちがポンと乗っていて。シンプルで、根源的で、良い歌詞だなあ〜と。

 

でもそれだけじゃない、ステージの上でメンバーの皆さんが「輝き続けて ボクらのスター」と歌うとき、その眼に映っているのがあの、色とりどりに光るたくさんのペンライトなのだと思うと。

なんていうか、アイドルとオタクの間にある、願いとか。約束とか。そういうのがぎゅっと詰まったフレーズすぎて、泣きたいような、圧倒されるような気持ちになるのです。

 

 

 

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ここはさぁ あったかいね

ボクに帰れる場所を 与えてくれたキミへと

愛を贈ろう

この曲が歌われるとき、会場が少しあかるくて、あたたかくなったように感じることとか、

かなしい時だって キミが言ってくれた

頑張れがあるから 泣かない

ライブや特典会の記憶が悲しいときのお守りになったりすること。

そういうオタクにとっての大切な感覚がたくさん詰まっているから、この曲はずっと人気があって、イントロがかかると会場から喜びの声が上がるんだろうなあと思っていました。

 

ほらハチャメチャだって

足跡重ねれば

そこに道はできる スター&スター

とか

くだらないことも全身全霊で

挑む自分が“らしさ”だから

に代表される、ボイメンの生き様の鮮やかな表現には唸ってしまうほど!

ハチャメチャに重ねた足跡の分だけ、踏み硬められてキラキラしている道の存在を我々はもう知っています。

 

 

それに加えて、このスタースターという曲は、どうも2つのスターの片側に私たちを置いてくれている曲だということを、このたび改めて認識しました。

アイドルとオタクというのは基本的に個人対個人の関係にはなくて、あくまでも他人で。「ずっとそこにいてね」なんて欲求は、誰にとっても一方的で勝手な願いだと思っているのですが。
でもこの曲にはそういう大きな隔たりのある双方をあえて「&」で繋いで、強固な立ち位置の違いすらやんわりとゆるめてくれるような優しさがあります。


だからこそ2024年の今になって、たくさん経験してなお輝き続けてくださっているBOYS AND MENの皆さんと、それを執念深く好きでいる客席のペンライトの光に照らされたこの愛しい歌を、今更ながら改めて「良い曲だなあ」としみじみ思っているのでした。

 

 

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さてさて私のスタースター語りはこの辺りで終わろうかと思うのですが、もちろん当然、ボイメンにはたくさんの良い曲がまだまだわんさかあります。

 

そんな楽曲たちについての色々が読めるのが、そう、アドカレなのです!(宣伝だ……)

 

 

ありがたいことに全日程埋めていただきまして、嬉しいことにこれから1ヶ月、色々な方の曲語りがはじまります。

最終日には参加型の企画も立ち上げて下さっているので、自分も好きな曲があるな〜!という方はこちらもぜひ参加をご検討いただければ幸いです。

docs.google.com

 

それではアドカレ1日目、わたしの1曲は『スタースター』でした!

 

 

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▼歌詞全文はこのあたりから

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