yocoshicaのブログ

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推しグループの初ナゴヤドームライブまでをなぜか毎日カウントダウンしているブログでした

1ヶ月経った

 

 

1ヶ月経ちましたね〜。

 

これの話です。

1ヶ月前にこのリリースが出て、その後5日間の沈黙がありました。

その次のTweetがこれ。

これだけ。

11年間グループを牽引した人がいなくなるという話は、たったこれだけで終わってしまった。

あっけなくて、それが信じられなくて、ほどなくして日常のようなものが再開したけれど、戸惑っているうちに1ヶ月経ってました。

 

◾️

 

初報のあと、何も語られなかった5日間は、内々に関係各所に説明や謝罪をする時間だったのかな〜と想像しています。そして、やっぱり今回も我々ファンは「関係各所」に入れてもらえなかったんだなあと思っています。

1つのニュースと1つのツイート。あのときから得られた情報はそれだけなので、ファンの目線では今もまだわからないことがたくさんあります。

 

◾️

 

例えば、明確なアウトのラインはどこだったのか。

もともと遵法意識の高い組織であれば違和感は少なかったのかもしれないけれど、権利侵害や暴力に対して寛容な姿勢を過去何年も見てきました。感覚論ではなくどういう理屈をもって、今回だけに「信頼関係の破綻」が起こり、契約解除の判断がなされたのか、ファンにはわからない。

 

例えば、犯した罪とは別の配慮があったのかどうか。

報道、見えていた言動、それから一昨年末のブログを照らし合わせると、今回の行動はメンタル起因の症状のひとつかもしれないというのは当然出てくる思考だと思います。急遽なされたという判断のなか、あの日の時点で彼の心身が健康であったかどうすら、ファンにはわからない。

 

イベントに数ヶ月間不在がちだった理由も、本来の卒業発表であれば聞けるはずだった言葉も、結局何もわからないままです。憶測でならたくさんのことが言えるし、いくつかの噂も目にしました。でも、はっきりとした事実として公式からファンに伝えられたことはとても少ないです。

 

◾️

 

笑われそうな話ですが、今まで、「ファミリー」という単語をいくらかは信じていました。今は、家族とか、絆とか、そういう言葉を使って飾られていたあの繋がりは、「所属タレントについてのご報告」と題した400文字程度の文章で終わらせられるほど細いものだったんだなあということを実感しています。

それによって、「家族だから」何も言わなくても察するよ、応援するよ、というムーブを取れなくなってしまったことに困惑もしています。

今日から彼は家族ではありません。そう言われて、たった5日でわかりましたと納得できない程度にはひとりひとりに執着があるし、そういう関係をファミリーと呼ばせてもらっていると思っていました。でもそうじゃなかったんだな。こんな一大事にすら結論のみの伝達に留まるのは信頼ではなく没却だと思っていて、今まで縋ってきた「家族」というメッキを剥がしたその関係は、ただの売り手と買い手でしかないことが自明になってしまった。ファンという存在は途方もなく部外者であると、頭ではわかっていたことだけれど、改めて理解してしまうとやっぱり悲しいことだなあ。

 

◾️

 

とりわけ芸能の世界の人の口からは、よく「言えないこともある」という言葉が出てきます。でも、個人の人格と未来への期待を売り買いしていた関係性の中で、説明責任という言葉に向き合ったとき、先に挙げたような疑問に答えることはそんなにも難しいことなんだろうか?と1ヶ月考えていました。

最初に頭に浮かんだのは、様々な面で多大な損害を被った被害者であろうし、同情や応援の意思もあるということ。残る人たちの大事な未来を守ることが最優先されているのだろうということ。ただ、それすらもこちらの好意的な憶測にしか過ぎず、伝えられていない裏側を妄想して免責の理由を勝手に創り上げるのは意味の無いことです。

そのあとで、ファンにとって「引き続き応援」することが義務でも何でもないように、それを「よろしくお願い致します」と願う側が、その根拠を示すこともまた強制されることではないことにも思い至りました。

結論として、もとより成立していない関係性のなかで、配慮や責任によって成されるであろう何かを期待する行為は、ひどく厚かましく、そして空虚だったと思っています。

 

◾️

 

そういうわけなので、いまだに自分は「わからないなあ」という場所から動けていません。

彼の功績や先へと続く未来を信じていた過去を、そして残る人々を今もなお大事に思っているこの感情を、どう評価すればいいのかに結論が出せていないです。

10人のことを、9人のことを、8人のことを、そのときどきで全力で好きでいるつもりでした。そしてわたしの知る限り、彼のことを愛していた人がたくさんいました。彼のファンの、とびぬけて声援に統率が取れているところを面白がっていたし、憧れてもいました。TLに上がる色とりどりの料理の写真を楽しみにしていたし、特典会のお裾分けから、ファンアートから、溢れそうなほどの幸せを受け取っていました。彼に似て愛情深い応援の仕方が大好きでした。その人たちもあの日急に「ファミリー」から放り出されてしまった。わたしが彼女たちと家族でなくなってしまうことを、誰がどうやって決めたんだろう? 突然終わりを迎えた温かな過去を知りながら、何ごとも無かったかのように未来をまた信じ直すのは、とても難しいです。

 

◾️

 

まるで元通りのような活動が再開した今、続ける人たち、巣立つ人、それぞれの今を見ながら、やっぱりまだ大きい戸惑いをちっとも咀嚼できていません。ただタイムリミットがある以上、一方への悲しみが他方への感謝や惜別を惜しむ理由にならないことも事実です。

向かい風のなかを全力で走ろうとしている人たちを見て、愚かにもそれをまだ追いかけたいと思ってしまっている感情があります。継続を正とするならば、わけのわからない荷物は降ろしてしまった方が賢明だとつよく思います。けれど、捨て去る理由のない大事な記憶を、どうやって置いて行けばいいのかが判らずに困っているのが現状です。

 

◾️

 

以上は何の嘆願でもなく、まして要求でもない、一連のできごとに対するただの感想文です。ファンとしての遺書になるかもしれないし、通過点の記録になるかもしれない。先のことはわからないですが、この気持ちを整理しないままにこれから迎える大きなイベントに向き合うことが難しいと思ったので、率直な現在地を書き残しておきます。

きっと色々な「事情」があるんだろうなと思います。距離の近い人と、我々のような遥か遠くの視界は、まるで違うものが見えているんだろう。そのうえで、各々の視点を開示することが、大きな亀裂を埋める助けになるかもしれないともぼんやり思っています。

この件に関してどの立場であっても傷つき悲しんだ方々に、礼意と労わりを持っています。言葉を尽くすことはわたしにとって誠意であり抵抗ですが、別の価値観を持つ人の平穏を害したいとは思っていません。関係各所の外側の、身軽で自由な自分の立場に限って言えば、今はまだ、忘れたふりをしないことが過去にもらった幸福への謝意だと思っています。

ボイメンの最年少!平松賢人さんの歌唱力やおすすめ動画は?

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「THEカラオケ★バトル」出演で話題のご当地アイドル平松賢人さん。


初出場から2回連続で決勝に進出するなど、学ラン姿から繰り出されるクリアで安定した歌声や、天真爛漫なキャラクターに興味が湧いた人も多いのでは?

そこで今回は、平松賢人さんのプロフィールや歌唱力について調べてみました。

順番に見ていきましょう!

※この記事は平松さんのオタクが執筆しています。

Wiki風プロフィール

名前: 平松賢人

生年月日:1994年11月24日(27歳)

出身地:愛知県名古屋市

所属:BOYS AND MEN

テーマカラー:黄色

 
 
 
 
 
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キッズモデル出身の平松さんは、2011年に15歳で名古屋のボーイズユニット BOYS AND MEN(ボイメン)に加入されました。
現在27歳とのことですが、すでに10年以上のキャリアがあるんですね!

結成当初のボイメンは大所帯で、現King & Princeの平野紫耀さんや俳優の赤楚衛二さんなど、数多くの才能ある皆さんが所属されていたそうです。

その後メンバーは減っていくものの、地域のイベント出演やチラシ配りなどの地道な活動を続け、2016年『YAMATO☆Dancing』でメジャー専属デビュー。

日本レコード大賞新人賞Asia Artist Awardsライジングスター賞を受賞するなど、話題を集めました。

ボイメンの出世作と言われるこの曲で、平松さんは最年少ながらAメロや落ちサビの第一声を務めています。グループ内でも歌唱メンバーとして扱われていることがわかりますね!

 

平松賢人さんの歌声って?周りの評価は?

2021年にリリースされた楽曲『どえりゃあJUMP!』でプロデュースを努めたつんく♂さんからは

歌声も素直で、ピッチやリズムも安定してる。レコーディングする側としては、とても重要キャラです。

出典:つんく♂のボイメン個別診断!? BOYS AND MENへの熱いメッセージ|つんく♂

という評価を受けています。

 

また、ボイメンが結成当初から指導を受けている音楽プロデューサーのYUMIKOさんは雑誌のインタビューで

なんて歌詞がストレートに伝わってくる子なんだろう!って。

出典:CDでーた2021上[KA-MI] P69

とコメント。
歌詞が伝わる素直な声質というのがキーワードのようですね!

 

さらに、同じボイメンのメンバーであり、共にグループのパフォーマンスリーダーを務める吉原雅斗さん

すごく耳が良いので、ピッチのズレに繊細なのは才能だなと思います。

出典:CDでーた2021上[KA-MI] P61

と評価しています。
カラオケ★バトルに出演できるほどですから、ピッチ(音程)が安定しているというのは納得です。
歌声を聴く際には、声質とピッチの良さに注目したいところです!

 

生歌が魅力!歌唱力の伝わる動画

そんな魅力たっぷりの平松さん。所属しているボイメンのライブは生歌(被せ)での歌唱がほとんど。そのため、映像によって様々な歌声を聴くことができます。


そこで、Youtubeで無料で見られる動画のなかから特に歌声が印象的なものをピックアップしてみました!

 

1つめは90年代の名曲『Hello, Again 〜昔からある場所〜』の歌ってみた動画です。女性ボーカルの曲ですが、温かみのある声質が不思議で心地良い響きを生み出しています。特に2番以降の力強い熱唱は必見です!

他にも公式YouTubeには藤井フミヤさんの『TRUE LOVE』やシャ乱Qシングルベッド』などのカバー動画が上がっており、今後も更新されていくそうです。

 

テーマーカラーである黄色のジャケットがよくお似合いなライブ映像。
歌い出しや落ちサビでの歌声には明るい内にも説得力があり、歌詞が伝わりやすい声と呼ばれる意味がわかる動画です!

 

歌声をメインに紹介してきましたが、ダンスをしながらのパフォーマンスも魅力的。
息が上がるほど元気な振り付けの合間でもソロパートをブレずに歌えるところはさすが10年選手のアイドルといえますね!

 

演歌チャートで話題?タイでブレイクの謎!

ここまで平松賢人さんのプロフィールや歌唱動画を確認してきましたが、ソロでの持ち歌は無いの?と思われた方がいらっしゃるかもしれません。
スバリ、昨年9月にソロ曲『灼熱ロマンス』をリリースしていらっしゃいます!

灼熱ロマンス

灼熱ロマンス

今のところ配信のみでの販売ですが、昭和のスターを彷彿とさせるサウンドがじわじわと好評を博し、有線ランキングの演歌部門で7週連続ランクインの快挙も。聴くかぎり、曲調は演歌ではないと思いますが……システム上、歌謡曲も演歌の扱いになるようですね。

ちなみにこちらがソロ曲のCM。なんとタイ語でアナウンスが入っています。
平松さんはタイで大変人気のある顔立ちらしく、上記のCMがタイの1 番大きいテレビ局で流れていたこともあるそうです!

また、タイドラマでお馴染みの人気俳優 Tay Tawan(テイ・タワン)さんとは数年前の番組共演以来交流があり、いまでもSNS上でやりとりを見ることができます。

 
 
 
 
 
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楽しそうですね!

まとめ

いかがでしたか?

今回は、平松賢人さんのプロフィールやおすすめの動画についてまとめてみました。

ご当地アイドルの枠に収まらない活動も多く、これからますます人気が出てくるのではないでしょうか。個人的には、明るい声質がとても魅力的なのでミュージカルなどにも出てほしいです!

2022年はさらに目が離せない存在になりそうですね!


 

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灼熱ロマンスとかいう突然変異ソングを電波に載せたいのでリクエスト先をまとめる

 

 

舞浜アンフィシアターのライブで突然披露されて翌日配信リリースされた圧倒的スピード感の謎シングル「灼熱ロマンス」(ここまで息継ぎなし)がどうしても電波越しに聴きたいがために個人的に行っているリク活の送り先をまとめるブログです。(ここで顔を上げて辺りを見渡す)

 


この曲です!

「2人 アバンチュールな 灼熱ロマンス」と言っています。

 

※すべて個人調べの自由研究(2021.9.26時点)です!

 

 

リクエストしやすさ重視なら

おすすめ月~金お昼のソングショー ひるソン!

テレビ東京で放送中の歌番組。
テレビです!地上波です!!

なんといってもリクエスト募集の説明に「自分が応援していてテレビに出したい歌手」や「今聴きたい曲!」をリクエスト募集します!』と書いてくださっていて、躊躇なく応募できるのがありがたすぎる。

ホームページからでもハガキからでもリクエストできるので、情熱をぶつけやすい方を選んで投稿すればOKだと思います。ボイメンや祭nine.さんも出演歴があるので、ワンチャン期待していきたいところです。


おすすめローソンリクエストショー

マチのほっとステーションことローソンさんの店内放送にリクエストができます。毎日2回、定時(10:02~、21:02~)に放送されているので、チケ発やどらもっちの引き替えついでに事前偵察に行くのもヨシ!

リクエスト文の上限が100文字、かつ入力フォームが最低限なので、とても手軽にリクエストできるのが嬉しいポイント。採用されたかどうかもサイト上で確認できて福利厚生が整っています。

 

RaNi Music♪

当方が仕事中よく聞いている、ずっと音楽が流れているラジオです。流れている曲のタイトルや歌詞がリアルタイムにサイトに載るので、新しい音楽との出会いになりやすく重宝しております。

おもしろいのがリクエストのシステムで、毎週金曜に更新されるリストの中から好きな曲をツイッターで応援できるというのがお祭り感があって楽しい!

しかしながらまずそのリストに載るという第一関門が難しいので、数の力で押し上げたい気持ちでいっぱいなのです。


 

がっつりメッセージを書きたいなら

ココロのオンガク ~music for you~

「第七待機中に聴ける」でお馴染みの全国ネット老舗ラジオ番組さま。2019年にはホワのダルのお2人もゲスト出演されました。

9/27から再開(野球ナイターが無い時期に放送されてます)するのでスタートダッシュをキメるなら今!

リクエストするのにどんなお便りを送って良いかわからない、、という場合でも、メッセージとオンエア曲 のページを見ると採用されたメッセージが載っているので、お手本にできるのが大変ありがたいです!

 

オールナイトニッポン Music10

ご存知オールナイトニッポンです!月〜木曜の22:00〜24:00という帯ラジオ番組であり、リクエスト中心に10曲以上かかるので比較的チャンスが多い!

曲を激プッシュするリクエストよりは、その日の話題に絡めたお手紙のようなゆったりとした雰囲気のリクエスがよく読まれている印象です。

番組ブログ にオンエアされた曲や日誌が載っているので、お好きな曜日の担当パーソナリティさんをチェックしてからのリクエストがオススメ!

 

オールタイムリエスト TRI-ON

我らが東海ラジオさんのリクエスト番組! DJさんが毎週変わるという不思議な番組で、本田くんも一度ソロDJとして番組をぶんまわしておられました。

リクエストテーマが決まっているのでお便りを書きやすいのがありがたい!さらにFAX、ハガキでもリクエストできる(他の番組もたぶんできるけどサイトに書いてあるので送りやすい)ので、絵を描く民や文字に風情のある民は手書きで勝負するのもアリではないでしょうか。


うたコン

謡曲といえばまっさきに思い浮かぶNHK総合の歌番組…!敷居は高いですが常時リクエストを募集しているので送っておきましょう!送るだけならタダ!

なんとTwitterでもリクエストできるので、#うたコンリクエスト タグを見ると様々なアーティストさんのファンの方々のリク活を覗き見られてモチベが上がります。毎回大御所さんに加えてアイドルや若手の方も出演されている(ボイメンも出たことありますね!)番組なので、入魂の1ツイでSNS力(ぢから)をアピールしたいところです。


その他

すき家RADIO

すき家の店内放送にもリクエストができる…!?そのうえ、採用されたら牛丼お食事券が当たる……!という激アツなリク活ができます。

空メールを送ってユーザー登録して…というのが若干手間ですが、牛丼お食事券を当てるためなら灼熱ロマンスをリクエストするためなら何の障害にもなりません。

私事ですが、すき家さんはロックバイソンさんのスポンサーをしてくださっていたので牛丼チェーンのなかで1番好きです。


ミュージックステーション Spotlight

「あの」MステのYoutube番組にリクエストができます!

しかも「未来の音楽界を背負っていく次世代アーティストにスポットライトを当てる企画です。」との記載があるので、デビューほやほやソロ歌手のリクエストをするにはうってつけですね!

ここからのし上がって金曜9時に階段を降りるところまで夢見てリクエストをしてきました。叶うと思います。

 

 

以上だーっと書きました!

その他、テレビ番組ならUta-TubeさんNHK名古屋放送局のご意見フォームから番組名を書いてリクエスト)、PlayListさん(TBSのご意見フォームから番組名を書いてリクエスト)などもあり、ラジオなら過去にフォーチュンのタレントさんが出演された番組や、あなたの地元の放送局の番組なども若干読まれやすいかと思います。

ちなみに2021.10.18現在放送局に音源があることが確認されているのは以下の放送局です。

迷ったときは上記の局から送りやすいところにリクエストを送ると良いかもしれません!

 

 

ここまで読んでもまだ灼熱ロマンスを浴びていない方がいらっしゃった場合に備えて上記にスポット動画のツイートを貼りましたのでよろしければ再生ボタンをご押下ください。

「2人 アバンチュールな 灼熱ロマンス」と言っています。

何卒よろしくお願いします!

 

愛のような思い出をこめて

 

土田さんがグループを脱退されることが発表されてから1週間、ぼーっとしています。

ボイメンというのはもともと何十人もいたグループで、自分がオタクになってからだって何人かの人の脱退や卒業を見送ってきたのでいい加減に慣れろという話なんだけど……慣れるわけ無いぞ!オタクだからなあ…

特に現5人体制の誠は、ずっと続かないのかもしれないなあとはどこかで思いながら、それでもずっと続いてくれと願っていたので、続かないことが決まってしまった事実からなかなか復活できないままでいます。

 

このブログにも、土田さんについて書こう書こうと思っていて結局書けていなかったので、他推しの目線から見て、こんなに土田さんという芸能人が素敵だったんだよというのを残しておきたくなったので書いています。あの代え難い功績と充溢した記憶を留めておきたいだけのメモ書きのような記事です。

 

= = = =

 

さて土田さんについて考えたときに、思い出す些細な記憶がいくつかあります。

 

1つめ。

たしかBOYMEN NINJAだったと思うんですが、リリースイベントの会場で。オリコンウィークリーも射程に入った時期だったので、特典会が終わった人から1人ずつ、マイクを持って通りすがりの人に演説するという光景を見ていました。

推しだったり色んなメンバーは、自分たちがいかにてっぺんを目指しているか、なんとか1枚手にとってもらえないかを切々と訴えていて、それに心を打たれたりしてたんですが。
そのとき同じようにマイクもった土田さんが開口一番あの穏やかな声で

お騒がせしております

って言ったのが謎に印象に残っている。

社会人ならごく自然な、何気ないひとことではあるんだけど、グループが何より必死な時期に、まわりを見て気遣える人がいるんだなあというのを目にして、「土田さんは素敵な人だなあ」と思った、かなり初期の記憶の1つです。

 

2つめ。

特殊な思い出なんだけど、ラジオの企画で土田さんが武道館の前で路上ライブすることになって、当時は今よりもさらにノリで生きてたので生放送聞いた友達と「行く????」とか言って夜の23時頃に九段下まで駆けつけたことがありました。

集まったオタクが7人くらいしかいなかったせいなのか(名古屋の番組なのでよく考えたら当たり前だった)、中継が終わったあとスタジオに戻りがてら、普通にマネージャーさんとかと一緒に地下鉄の駅までぞろぞろ歩く時間があって。

 

その途中、ほとんど初対面同士のオタク集団に向かって「これから皆でファミレス行きゃあ」って言ってたのが土田さんだった。名古屋弁で「行けば?」的な意味だと思うんだけど、ボケとかでもなく普通のテンションだから、陽キャというか…眩しいというか…サラッとした人なんだあと思って可笑しかった。こちらは隠キャなのでふつうに帰ったけど(…)ああいう人のまわりは居心地が良いんだろうな〜と思った。

 

 

3つめ。

これはみんな覚えてるんじゃないかと思うけど、帆を上げろ!のリリース時期。

オリコンで2位だった日の夜にメンバーがファンに向けてコメント動画をあげてくれて。1位を目指してたので基本空気はガチめにお通夜なんだけど、悔しい気持ちがあるとか、2位でもすごいんだとか、1人1人が正直なメッセージを発信してくださるなかで「楽しかった」って言ってくれたのが土田さんだった。

まだFCに残ってるのでもし見てなかったらログインして見てほしいんだけど、当時たしかこれ見て泣いてしまったんだった。わたしみたいな他推しも含めて、リリイベ走ったオタクがたくさん泣いてた。

https://boysandmen.jp/member/movies/14428

表情とか、言葉とか、余計な解説なんか必要ないと思うけど、「こういう人」だったなあ、と思う!

 

これはオタクからの見え方なので本当がどうだったかはわからないんだけど、わーっと一気に走っていく、ボイメンというグループにおいて、ファンの方を見て、感情を動かして、それを言葉に出してくれる人が土田さんだったと思っています。こまめに対応窓口をしてくれてる本田くんとか水野さんとかとはまた違う視点で、いつも「みんな」って言いながらときどき歩調を合わせてくれて。わたしの視点から見る限りその存在に救われてた人がたくさんいたし、照らしてたものをいくつも思い出せる。

 

だからわたしは土田さんに、ベイマックスみたいな…ふかふかしている…なめらかミルクボディという意味じゃなくて……そういうふわふわしているイメージを持っていました。

ステージでめちゃくちゃ高度な刃物が飛び交ってるときに、まふっと、ふわっと、受け止めてくれるのが土田さんだなあという印象がある。あとやっぱ基本的に王子様だから、客席にも気軽に飛んでくるナイフを長い腕のばしてやんわり止めてくれたりする。今よりももっと若かったメンバーの鋭角ないじりとか、加減のつよい悪態とかも、土田さんの「なんてこ↑と言うんや!」が食べちゃってくれてた時期が確かにあった。土田推しには愛ある毒舌もバンバン言ってたけどね。そういう気軽さも含めて、ふわふわの王子様だったなあと思います。

 

2021年8月の段階で、ボイメンを脱退するという決断をされた1人の青年のことを精一杯尊重しながら、テーマカラー紫の、「つっちー」という存在がBOYS AND MENというグループの空気を創っていた瞬間がたくさんあったことを、オタクの気持ちをすくって包んでくれたことが何度もあったことを忘れないでも居たいなと思いながらこのブログを書いています。

 

= = = =

2週間前、4人の誠のライブを配信で見て、DOGI MAGIで勢いのある勇翔くんの力強い声をふわっと包んでくれてたのが土田さんだったんだなあということに気付きました。それから、「とっくに準備はできてるよ」の誇らしそうな姿に愛をこめるのがわたしたちの役割だった頃のことを思い出していました。

 

わたしはずっと土田さんの伸びしろが誠の可能性だと思っていて、FAKEの落ちサビを歌うときの真摯な顔とか、Candorを歌うときに口角が上がってるところを芸術みたいだと思っていました。愛嬌たっぷりの「絶賛絶妙ハーモニー!」、誰よりもやさしい「強い勇気を」、その柔らかい歌声、センターに立ったときの存在感や照れのない表情、それらのぜんぶを持ったまま誠は武道館に立つし、ボイメンは紅白に出るんだという想像をしてました。

してたから、してたけど、それが現実になり得ないことが今はもう決まったので、その幸せな想像の幸せな部分だけを、5分の1、9分の1、これまでの感謝の分だけ切り取って、この先の土田さんの歩く道を照らす明かりの足しにでもできたらいいなと思っています。

 

= = = =

やっぱり取り留めのない文章になってしまったな……。さいごどうしても締まらないので、BOYS AND MEN 誠『道』の音源を貼っておきます。

2:23くらいのところ、活動をお休みされているなかでも本人が希望してレコーディングされたという、土田さんのソロが入っています。

悔やんだ日も

泣いた日も

あの夢に繋がってるって信じて

 

聴けば聴くほど、この声をもっと聞きたかったという思いが湧いてきてしまうけど、8人と4人の夢をまだ見ている場所で聴けばこんなに心強い歌声もない。泣いている今も肯定するような、この先に進むエールを貰ってしまったのだから、ここからちゃんと見送らないとなあと思います。

 

数え切れないくらいたくさんのかっこいいと、おもしろいと、不思議と、元気と、書き切れないくらいに楽しい瞬間をつくってくれた人が、わたしの好きなBOYS AND MENというチームにはいました。いたんだよ!

土田さんの歩くこの先の道が何色であっても、明るく幸福なものであることを祈っています。

 

 

f:id:yocoshica:20210820005000j:image

私をつくった全てのエンターテイメントたちへ(ミュージカル「Foodtruck #FixYou ~full course~」配信の感想)

   

ミュージカル「Foodtruck FixYou~full course~」を見ました!

ボイメンの事務所がGW期間に名古屋でやってたミュージカルでして、11公演やって5/2が千秋楽でした。
もともと配信でやってたオリジナルストーリーの続編の舞台化、なんと全公演配信があって! 愛知県外の自分もありがたいことに画面を通して舞台の推しを見ることができました。

 

 

とはいえ配信に映ってるのは舞台で表現されている事象の一部でしかないので、このブログの文章はあくまでも「配信を見た」感想になることを前置きしておきます。画面みながら「会場で見たい!!!」て538回くらい思ったし……舞台なんてのは会場で見るのが一番ですからね。あ、ネタバレありなのでDVD待ちの人はお気をつけください!

  

シュガピンク越しに見る舞台FixYouの「良さ」

でですね、シュガピンクってキャラがいるんですけど。推しが演じてて……。シュガピンクっていうか、超理戦隊クッキンジャーっていう戦隊ヒーローが出てくるんですけどね、そのピンク色で……。

この真ん中にいる人です。他のカラーの人はWキャストなんですけど、何故かこの方だけシングルキャストで11公演全部に出ていました。(なんで????)

 

戦隊それぞれ、

・情熱レッド
・知的なブラック
・寡黙なグリーン
・チャラめのイエロー
・無邪気なピンク

的な感じの役割分担がされていて、普段からボイメンにおける無邪気のイエロー(©BOYS AND MEN夜露四苦)をキメてる推しのことですからそれはもう元気に…ピンクとして…生き生きとピンク生を過ごしておられました。

 

で、この無邪気さとか、天真爛漫さがこのお話のなかでとても大事になってくる要素だと、感じた!

ストーリーを性格ひとつでエイヤで動かしてしまえる機動力とかそういうのもそうなんだけど、この物語のなかではその「大人になりきれていない」というキャラクターが極めて重要だな〜と思ったのです。

 

 「クッキンジャー」という不器用なヒーロー

というのも物語の中盤でクッキンジャーの皆さんの「正体」が明かされるシーンがあってですね。彼らは過去に放送されていた不人気戦隊ヒーローであり、実は舞台に出てくる他の人間たちに昔大事にされていた、ぬいぐるみだったことが判明します。(びっくりした!)

 

で、元の持ち主である人間たちはもう大人になってるから、最初のうちはクッキンジャーのことなんか忘れてる。そしてクッキンジャーは、成長した持ち主たちにいつまでもヒーローのぬいぐるみが必要されるわけはないと思ってる……というか、思うようにしてる。

人は抗いようもなく大人になっていくものだな。

ってソイグリーンは言うし

忘れてください、それでいい。

ってソルブラックは歌うし

時間が経てばみんな忘れられる。そういうことだ。

って言うのはビーンレッド。ほんとにもうこのヒーローたち、見ててもどかしいぐらいにめちゃくちゃ物分かりが良い

人間に大事にされて魂が宿ったぬいぐるみである彼らは当たり前のように人間に対して献身的で、もともと50円(!)で買われた身なのもあって己の価値をすこし諦めている。

 

でもさあほんとにそう思ってるならそんな何回も何回も確認するみたいに言わないじゃん!!て思う!! 当然のことなら何も言わずに受け入れれば良いんだから、ほんとは忘れられたくないんでしょ寂しいんでしょ!!!て、見てるこっちはぐぎぎぎぎ!となった!!

 

でもクッキンジャーはヒーローだからさあ;;たぶん「忘れて良い」っていうのもちゃんと本音なんだ……うっうっ…ヒーローってさ……そういうとこあるから……。そういう生き物だから…クッキンジャーってのはさ……。

 

 「ここにいるよ」の叫び

そんななかで我らがシュガピンクさんは

ここにいるよーーーーーーーー!!

って、ありったけの声で叫ぶのです。まじで突然叫ぶ。急に大きい声出すからびっくりするくらいに叫ぶ。ステージの真ん中でぎょっとするくらいに叫ぶ。

これは物語上「なかなか姿を見せないレッドを探すときの台詞」なんだけど、画面越しの自分は都合の良い耳をしているので、この声が人々の記憶から消えてしまいそうになっているヒーローの叫びに聞こえて仕方がなかった!

 

クッキンジャーっていう憧れのヒーローである人格のなかの、大人になりきれていない、本音に近いところにいるキャラクターがシュガピンクなのかなと思っていて、その声は愛情も悲しみも溢れるくらいに湛えているから、彼の台詞を耳にするとすこし泣きそうになるのです。

僕たちは、もういらないのかもしれないね。

って呟く顔は笑ってるけど寂しそうにも見えて、大人になりきれていないヒーローって感じでウッてなる。ただ舞台を見ているだけの自分に、ヒーローに人格があることを思い起こさせてくれるのがシュガピンクで、過去に大事にしていたたくさんのものを、忘れても良い、都合の良い存在にさせてくれない厳しさと優しさを感じるキャラクターなのでした。

 

ヒーローはいつ報われるのか

我々「消費する側」の人間は、ヒーローは傷付かない、強くて大人で完成された存在だと思いがちだけれど、でも本当は、ヒーローの中身は、自分に50円の価値しかないと思っている、誰かに大切にされた記憶を大事に抱えて生きてきた小さなぬいぐるみかもしれないということを突きつけてくるのがこの舞台です。

エンディングの曲「Forget me」で歌われる

あるとき寄り添い
そしていつか離れる
宿命の ヒーロー

っていう歌詞は、ヒーローだけではなくてすべての憧れに、もしくはエンターテイメントにつきまとう真理だと思うし、おそらくやっぱり「遠くの他者から得る幸福」はいつか離れるものだというのは「そういうもの」で「宿命」なのだと思います。
自分に置き換えてみても、偶像に熱中した記憶は少しずつ薄れていることに気付く!中学の頃覚えたギターはもう弾けないし、高校の部室で流れていた曲も思い出せないし。

 

なのでFixYouというこの再会と再生の物語を見て、そういう宿命に抗うことができた人たちの起こした、どこにでも起こり得る奇跡みたいなお話だと思ったのでした。

 

この舞台の最後で、「忘れること」への抵抗は、料理という再現可能な、受け継ぐことのできる愛情をメタファーにして、想いを抱えて次の世代へと引き継いでいくことで示されます。(書き忘れてたけどクッキンジャーはコックさんなんだよ!)

同じく「Forget me」中の

宿命は巡る

運命は連なる

君の料理で きっと思い出す

 っていうとこで毎回ちょっと泣きそうになってしまう。「きっと」っていう切実なメロディに重ねられる何人もの声が、今まで人々に寄り添ってきたたくさんのヒーローの願いみたいに思えて胸にくるので!

 

だから忘れて構わない 今度は君が 誰かのヒーロー

 

最後の最後の1フレーズで心からそう言って笑ってくれた、やっぱりどうしようもなく格好良いヒーローたちを、画面越しの観客である自分はどういう顔で見送れば良いのだろう、と考えたりしました。

 

おわりに

ストーリーの感想はこんなところ! で、見終わったあとには、今自分が好きで追いかけているボイメンっていう楽しみのことや、過去に好きだった様々なエンターテイメントのことをぼや〜っと考えました。

 

奇しくも今はコロナ禍の最中で、このミュージカルの公演中にも、何人かのメンバーが「エンターテイメントを届けること」への想いを発信しているのを目にしたりもしました。

一般人である自分の側からは物理的に精神的にエンタメから離れた人を結構な数見たし、自分もこの状況で現場の光景を見るのが辛いときもある。忘れられて消えそうなヒーローの存在にやけに現実味がある、そんな状況下で上演された舞台でした。

 

 

 

料理みたいに自分の身体をつくってきてくれたエンターテイメントへの熱をこの先どうやって持ち運ぶのか。そのヒントは舞台のなかにたくさんあって、新田くんのように派手には(派手だったね〜〜)できなくても、学くんみたいに友達との関係のなかに溶かしたり、蛭間さんみたいに次の誰かに伝えたり、英人さんみたいに自分の芸に活かしたり、勇くんみたいにもう一度現場に足を運んだり、本当に色々なやり方があるんだと思う!

 

こうやってぽちぽちブログを書いてるのもそうだし、Twitterでは8割マッサマンカレーとパンダの話しかしてないけどそんな風に楽しくわちゃわちゃと盛り上がるのも、そういうちょっとずつが自分を癒やす“Fix”してくれるものだということに気付きます。エンタメに関わるすべての営みが、誰かを支えるほんの少しの材料になるかもしれないんだなあと思ったりもしました。

 

 

ミュージカル「Foodtruck FixYou~full course~」、千秋楽おつかれさまでした、ごちそうさまでした〜〜というにはまだ咀嚼している最中ですが、配信期限の5/7まで目一杯楽しんで、味わう予定なので、他の人の感想もたくさん聞きたいな〜〜と思っています。明日はルー2種類使ったカレーを作って食べるんだ!配信のURLも貼っておくので、もしよかったら召し上がってみてください。

 

www.openrec.tv

 

【ブックレビュー】ただの記念本じゃない!#ボイメン10周年ブック を夢追う人におすすめする理由

さて!盛り上がっていますねボイメン10周年記念のあれこれ。

周回遅れのタイミングではありますが本日話題にしたいのはこの本についてです。

BOYS AND MEN 10th Anniversary Book

BOYS AND MEN 10th Anniversary Book

  • 作者:BOYS AND MEN
  • 発売日: 2021/03/09
  • メディア: 単行本
 

この……えらくふざけた アググレッシブな表紙の冊子が3月9日に小学館様から発行されまして。このナリでプロデュースがあの……CanCamさんなんですけど…… メジャーなファッション誌でさえ名古屋の人たちが味噌で煮込むとこうなるという好例。がっつり分厚い200ページあります。

 

推しが制作に深く関わってるのでその視点でパッションブログを書こうかなと思ってたんですが、書いてるうちに「いやこれまじめに良い本だな…」と思ったので、読み手としてのオススメポイントというか、活字や写真が好きなオタクとしてすごいな〜と思ったところをいくつか書いていこうと思います。

 

 

インタビューが熱くてゲキオモ

まず力説したいのはこの本、個人インタビューが9人分10万字、収録されて、いる!

 

前々から1万字インタビューやってくれ〜〜!とじたばたしてたけど全員分が一気に読めると誰が想像したか。やることが極端! 10万字って薄めの文庫1冊分、400字詰め原稿用紙にしたら250枚分なので巷の文芸賞にも応募できてしまう量。その分量でメンバーひとりひとりがガチオブガチの質問にガチオブガチで答えています。

それなりに読書好きの自分でも読むのに2時間かかったしまとめて読むには相当体力がいる!

 

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全27ページ、見開きの分量に圧倒される

 

とにかく量が多いので見出しだけ拾っていくんですが、いきなり1人目から

「友達にダセェと言われたことも」

「リーダーって本当に辛い」

とか、待て待ておいめでたい席やぞという単語がバンバン出てくる。祝・10周年記念!僕たち大人になりました! 的なテンションで読む文章じゃ無いな?というのがこの時点でハッキリとわかります。

 

今や全国区のバラエティでも活躍している熱血ドラゴンズ党・辻本さんのパートなんか1ページ目ど真ん中に

「人生において二度と負けたくなかった」

って書いてあってなんか浮かれててすみませんて気持ちになるし、助けて僕らのエンジェルゆーちゃむ!と思ってスイーツ王子こと小林さんのページまでたどり着いても

「先陣切って戦うのが俺の役目だった」

って書いてあってほんともう全員戦っててすごい。刃牙

 

こんなに戦ってる集団何??てなるけど、それだけに平成〜令和におけるメンズアイドルグループ事情を追ってる人とか、地方発で何かを成そうと今もがいてる人とかには相応の興味を持って読んでもらえるであろう内容になっています。

 

例えば愛知で3年間サラリーマンやってた人が、どうやって名古屋の無名事務所にたどり着いて、ナゴヤドームに立つまでになったか。オーディションの話とかお金の話、当初何十人もいたメンバーのなかで選ばれるために何をしたか。こんなの聞ける機会いまオンラインサロンにだってないよ!

 

とにかくゴチゴチで冷静でぐつぐつ煮えたぎった、今を戦っている大人の10年間がぎちぎちに詰まった10万字。この本は、文章部分だけでもかなり読む価値があると思います。

 

言葉を補完する「写真」の威力

でまあインタビューだけなら新書で出してくれ!と思うし、実際この内容それなりのタイトルつけて新書になったらまあまあ響く人もいるのでは?と思うんですけど、この本のすごいところは「写真」がついていることです。

 

この写真というのがエグくて、「グループ結成当初から直近までのオフショット」が500枚程度、さながらアルバムのように、80ページにわたって掲載されています。

 

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この右側部分が全部オフショット写真のページ!

 

前項と組合わせて考えてほしいんですけど、彼らにはゲキオモインタビューで語られていたぐつぐつした過去があって。

メンバーそれぞれが「ちょうど焦っていた時期」とか「『なんでライブばっかりしているんだろう?』と思っていた」とか回想していた時代、まさにそのときに、その人がどういう顔をしてたのか。どんな空気感でチームが在ったのかが画として残って、同じ本にまとめられてるのです。すごくないですか?!

 

そしてこの辺りがボイメンというグループの個性だと思うのですが、若かりし頃・思案の季節でも、悔しさを抱えているはずの場面でも、選ばれた写真は全編明るいし、圧倒的なエネルギーに満ちているのです。 寝顔とか、あくびとか、メイク中とか、撮影の間にトランプしてたりとか。そういう何気ない日常のなかに嘘の吐きようもなく漂っている空気すら、いつでもカラッと晴れている!

 

グループの頭脳・本田くんがインタビューのなかで

「一生懸命屋さんとか元気屋さんとか、楽しい屋さんであり続けるというのはブレちゃいけないこと

って言ってるんですが、その証拠として、この本に並んだ500枚の写真たちはとても優秀です。

オタクとして他人を追いかけていると、アイドルだろうと俳優だろうとスポーツ選手だろうと、「嫌になっちゃわないのかなあ」とか、「折れたりしないのかなあ」って思うことが時折あって、当社比でしかないですが、ボイメンというグループはとりわけそういう場面が多いチームだとも思います。


けれども彼らは、どんな悔しさの只中にあっても闇に呑まれてこなかったし、自分や、たぶんボイメンを好きなたくさんの人は、ずっとそれを色んな誰かに見てほしかったんだと思う!


10年のあいだ一生懸命と、元気と、楽しい諦めなかった人たちの記録が、たくさんの笑顔や横顔の写真というかたちでこの本には残っています。

 

カメラマンの特殊能力がすごい

そんな重たい言葉と明るい写真、双方が補完しあうこの本の構造を可能にしたのは、BOYS AND MENの最年少メンバーでありカメラマンでありこの本の編集長を担った、平松くんという26歳のガッツボーイの存在です。

 

 

この記念ブックに対する本人の思い入れがガチすぎてわざわざオタクが語るまでも無いんですが……でもまあやっぱりすごいと思うので言わせてほしい! B5印刷に耐えられるクオリティの膨大なオフショットが残っていたのは、意志を持って残した人がいたから。2014年頃から本格的にメンバーの写真を撮り始めた彼は、9万枚(!)のうちからこの本に載せる写真を自力で選んで、紙面のレイアウトまで行っています。

 

作業量もすごいんですが何よりもまず、一眼レフを構えたての20歳の青年が、まだメジャーデビューもしていない、どこへ行くのかもわからない所属グループのことを、その後6年間にわたって撮影し続けていたという事実にびびってしまう。

 

15歳で初期メンバーになって、ボイメンを青春と言ってはばからない彼が写すメンバーの写真に、少しの憧れが混じっているのがとても好きです。写真を撮るときは「その瞬間を残したいと思って撮ってる」らしいんですが、高校生の頃からグループの良いところも悪いところも見てきたはずの彼をして、残したいと思う瞬間が9万回もあったというのがそもそも奇跡的。

 

www.instagram.com

 

良い写真撮るんだこれが……。

自分がカメラを持ったときを振り返ってみてもそうですが、価値を感じないとシャッターを切らないし愛しいものじゃなければ忘れてしまう。そういう意味で、平松くんというカメラマンは今までずっとBOYS AND MENというグループに価値を感じ続けて、いつかその記録を振り返るときが来ることまでもを信じ続けていたということになる。自分は平松くんのそういうところを明らかに特殊能力だと思っていて、信じた道に全BETできる勇ましさに憧れてもいます。

ボイメンを見て、ボイメンの活動を通して、人生って楽しいことがあるんだって思ってもらえたらいいなって。

この、ボイメンの価値を全く疑ってない感じ、わかりますかね……。この意識で撮られた膨大な写真の数々を見ていると、「人生って楽しいことがあるんだな」ってほんとに思えてきそうになる。

外から見られ続けるお仕事のグループにとって、常に向けられているファインダーの奥からの視線がこんなにも確信に満ちたものであることは、とても力強いことだと思っています。

  

 おわりに

長々と書いてきましたがこれでこの本のコンテンツの半分しか紹介できていません!(えーーーーっ)

 

だって200ページもあるから……直筆プロフとか相関図とか、CanCamさんのバチギマリ最強スタイリングフォトとか聖地巡りとか内容が盛りだくさんすぎてまじめに書き出したら文字量がこの倍は必要で……。

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だからこの本は「地方発男性アイドルのパイオニア10年の歴史とノウハウ詰め込みましたブック~初出し写真とインタビュー満載スペシャル~」くらい書かないと濃厚さが伝わらないし、そしてこんなまわりくどいブログを読むよりもう読んだほうが早いんだろうな…という気もしています。

 

この本は成功者が10周年の記念に出した栄光の本ではないです。今も口を揃えて「全然売れてないから売れたい」って言ってる人たちが、もがいて這って戦い続けた10年間の記録です。

文字にも、写真にも、行間のひとつひとつにも、生存者の生き抜き方とか乗り越える力が詰まってる! 今夢を追ってたりとか、ちょっと疲れたとか、そんなでもないけど毎日暇だとか、エネルギーが欲しいときに読むのにぴったりの本だと思います。

 

リアル書店にもたまに置いてるらしい!ネットだと色んなとこで買えます。名古屋近郊は平松編集長があらゆる場所に寄贈していくらしいので、ボイメンを知ってる皆様、このブログここまで読んでくださったならそれはもう全員になるんですが、目に止まったらぜひ! 見てみてください。

 

BOYS AND MEN 10th Anniversary Book

BOYS AND MEN 10th Anniversary Book

  • 作者:BOYS AND MEN
  • 発売日: 2021/03/09
  • メディア: 単行本
 

 

推しが跳んでいった宇宙の謎を解き明かすべくハロプロ沼の入り口へと向かった

 

ボイメンNEWアルバムのリード曲「どえりゃあJUMP!」のMVが公開されました!!

サムネかっこいいですね!5人しか顔が見えていませんが千手観音ではなく9人組です。そんな今回の新曲、目玉は何と言ってもトータルプロデュースがつんく♂さんということ。

事前にSNS等で、

名古屋発のロケットが宇宙に向かって「どえりゃあJUMP!」するようなスケール感がコンセプト

ボイメンという名古屋発のロケットが宇宙に飛んでいき、宇宙くらいでっかい夢に向かってJUMPしていく、熱い男達の大宣言物語。ボイメンの真心込めたエスコートで、日本中そして宇宙までも元気にする、そんな楽曲です。 

というお話を拝見していたのですが、MVを見ての感想としては想像以上に宇宙。ものすごい宇宙でした。

 

 

どれくらい宇宙かというと、開始4秒で宇宙から地球を俯瞰して8秒で宇宙船の内部へ。29秒でハイパースペースに突入していました。

でまあ「宇宙だな〜〜」とか思いながらMVを見ててふと気付いたのですが、この曲ひとことも「宇宙」って言ってないんですね。いやサビに「そらを超えて」っていうフレーズがあるので宇宙と書いて「そら」って読む可能性が高そうなんですが、発売前現在、音としては今のところ地球を出た形跡がない状態でMVを見たのでアレ??と思って。

 

= = = =

 

そう考えるとなんでこんな…ここまで宇宙に…?という疑問が沸き起こり、 MVの最後、地球から離れていく宇宙船の行方すら気になってきました。ボイメン…こないだまで岩場にいたじゃんか…… あんなに…名古屋の町おこしお兄さんって言ってただろ…なあ…どこに…どこに行くんだよ……

 

とはいってもつんく♂さん初心者の当方、いやあのもちろんモーニング娘。さんが日本の未来をウォウウォウしてらした頃に一緒にウォウウォウさせて頂いてはいたしカラオケでシングルベッドを歌う男に片想いしていたこともあるんですが、つんく♂さんプロデュースで向かうところの宇宙とは一体何なのかに心当たりはまるでありません。


そういうとき、人類にはどのような手段があるのか。そう、過去から学ぶことができます。

ということで(??)、歌詞検索サイトで調べてみることにしました。


= = = = =

 

上記の「歌詞ナビ」さんに登録されている曲を検索してみたところ、つんく♂さんが作詞された曲は800曲以上あるようでした。(すご????)(でも別サイトで検索したら1400件だった)(すご??????!???!)
そのうち歌詞に「宇宙」が含まれる曲は27件でした。
 

こちらとしましては推しの乗ったロケットの行方を案じているので、これらの歌詞ページをひとつずつ開き、乏しい読解力でワードを読んで、気になる曲は音源も聴いてみることにします。するとつんく♂さんにおける「宇宙」という言葉にはいくつか意味がありそうだな…という推測が…出てきた…ような気がするので、このブログにそれを書いていこうと思います。

 

1.遠い場所としての「宇宙」

Do it
好きより好き
Do it
愛より上
Do it
宇宙までも 聞こえるかい

HAPPY!Stand UpBerryz工房

宇宙まで 届け!

やったろうぜ! - 音楽ガッタス

HAPPY!Stand UpのBerryz工房さんヤンキーファイブくらいかっこいいな

「宇宙」ときいて自分が思い浮かべるのは地上から見上げる遠い存在としての宇宙だったのですが、つんく♂さんの歌詞のなかでも「宇宙」は自分から見た遥かな距離を表す言葉として使われていました。

手が届かない、果てしなく遠いものの比喩として用いられることもある「宇宙」。しかしながら並べた歌詞のなかで見ると、その果てしない距離をものともしないガッツが目立つな〜と思います。
 

宇宙でも 未来でも
飛んでくわ
ああ そんくらい 壮大な
愛なのよ!

 思い立ったら 吉でっせ!Berryz工房(徳永千奈美須藤茉麻熊井友理奈)

雨の日でも
宇宙までと羽ばたこうよ

青空がいつまでも続くような未来であれ! - ドリーム モーニング娘。

か、、かっこえ〜〜〜!!


果てしなく遠いとわかっているからこそ、愛の大きさや想いの強さをあらわす言葉になる。
等身大の目線から語られるからこそ際立つ「宇宙」の使い方だな〜と思います。

 

2.広大な空間としての「宇宙」 

大きな宇宙の
星の中で
私と
君とが
キスを今してる 不思議

ルルルルル - ℃-ute

でっかいでっかい宇宙にある
まーるいまーるい地球で
ちっちゃなちっちゃな思いやりが
でっかなでっかな愛となる

でっかい宇宙に愛がある - モーニング娘。


こちらは自分と宇宙の距離ではなくて、宇宙という広大な空間のなかにいる自分という視点。「地球」や「星」というワードとセットでの使われ方が目立ちます。

ここでも注目するのは、そういう広い空間のなかでさえ「行く」「超える」ことを試みるチャレンジ精神が見えるところ。

セブンスヘブン いつかはたどり着く
この果てなき宇宙(そら)を行けば 迷うこともあるだろう

 悲しきヘブン   - ℃-ute

宇宙のどこにも見当たらないような
約束の口づけを原宿でしよう

Do it' Now  - モーニング娘。

時空(とき)を超え 宇宙(そら)を超え 結ばれる頃には
この地球(ほし)は きれいになれるかな

時空を超え 宇宙を超え - モーニング娘。'14

 

距離を語るときよりもすこし切実な、果てしなさを知りながら、立ち止まらない強さが言葉に乗っているように聞こえるな〜と思いました。

 

余談なんですが『時空を超え 宇宙を超え』はMVがYoutubeにあったので拝見しまして、宇宙船とかじゃなくてメンバーの皆様が宇宙に直置きされてて度肝を抜かれました。裸足で?! なんか…ボイメンサイドとしまして…この方たちを差し置いて船に乗ってしまい申し訳ありません…


(公開後追記:兼オタの友達から「『THE マンパワー!!!』のMVも宇宙だ」という話を聞いたので拝見しました。


再生ボタンを押して5秒で「待て待てぃ!」が出ましたが1度見たただけで仕事中延々マンパワーがみなぎってしまったのでマンパワーです マンパワーはすごい………マンパワー…)

 

 

3.目指す先としての「宇宙」

そんで最後がこれ!
1と似ていますが、地上からの目線ではなくすでに出発している感があるのがポイントです。

何もかもを脱ぎ捨て
宇宙までも突き抜け
思いのまま動けば
もう何も怖くないよ

恋ならとっくに始まってる  - アンジュルム 

この宇宙の先まで
雲を突き抜けてGO!
うちらの未来は明るい
愛が溢れてる

天真爛漫 - スマイレージ

出発している!地から足が離れている!雲辺りまで来ている!

ボイメンは現在地球を離れて宇宙船に乗っているので、この路線の延長上にいると考えるのが良さそうかなと思います。

 

負けたままじゃ帰れない!
宇宙(そら)を目指してLet's jump!

BOMB BOMB JUMPBerryz工房

 

なるほどつんく♂さんの歌詞、かなり宇宙を目指している。

ちなみにBerryz工房さんの『BONB BOMB JUMP』、JUMPしてるとこもボイメンとの共通項なんですがこのあとに続くフレーズが

謙虚は似合わないぜ
夢はでかい方が良い
助走つけて Let's jump!

で、フォー…エンター…メントじゃん…と思いました。


目指した先の宇宙に何があるのかまで明示されている歌詞は見つけられなかったものの、「明るい」「何も怖くない」等の歌詞と、とにかく色んなグループさんが目指しているところから考えるとどうやら目指して損は無さそうです。むしろ目指したくなってきた!宇宙……行くか!!!

 

= = = = =

 

その他、ここに分類できなかった「宇宙」もあったのですが(宇宙からの目線で語る『宇宙から~CRY FOR HELP!~』とか、「宇宙で一番」系の歌詞とか)、検索に出てきたものを比較的多そうな種類で大別するとこんな感じになりました。

 

さいごに当方調べを3行でまとめると、つんく♂さんプロデュースにおける「宇宙」はこういう傾向にありそうです。

  • 自分からは遠い距離にある(けど届かせる!)
  • めちゃくちゃ広い(けど進む!)
  • 辿りついたら明るい(から目指す!)

書き出すとサマった当方のバカさが全面に出てしまいましたが、現実にちょっと立ち返ってみると、名古屋の彼らが掴み取ろうとしている未来の像になんとなく重なるような気もします。

「宇宙」というとてつもなく大きな存在を、神秘や夢の象徴ではなくて掌握可能な未知として描いているところに、不屈でハッピーで接続可能なつんく♂さんワールドが隠れているのかなあと思いました。

 

……ということで完全にノリで始めた歌詞探索ですが、音源やMVを一夜漬けで漁るなかで、初心者なりにTLで見る「つんく節」「ハロプロ感」の片鱗と、自分の知るボイメンとの親和性が味わえた気がして大層有意義でした!

 


最後にMVもっかい貼るので再生してもらえたら嬉しいです。よかったら、窓に映る色とりどりの宇宙にも視線を置きながら!

 

 

 

= = = = =

新曲「どえりゃあJUMP!」の入ったアルバムBOYMEN the UNIVERSEは1月27日発売、次は1月17日(日)に無料配信ライブがあります!

配信日のアルバム予約で好きなメンバーの撮り下ろしチェキがもれなく貰えるので、ぜひご興味ある方はお求めください〜〜〜